雑誌詳細:こころの科学  2026年11月号

2026年11月号 通巻 250号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
「故意の自傷」に出会ったら
——リストカットとオーバードーズ
松本俊彦/編
定価:税込 1,496円(本体価格 1,360円)
未刊
発刊年月
2026.10
ISBN
978-4-535-14150-6
雑誌コード
63958
判型
B5判
ページ数
138ページ

内容紹介

自らを故意に傷つける行為がこじれないよう、より危険にならないよう、どう伴走するか。子ども・若者に関わる援助者たちの臨床知。


●巻頭に 二つの「偉い」……福田正人
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■特別企画 「故意の自傷」に出会ったら——リストカットとオーバードーズ
松本俊彦=編(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)
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●総論
「故意の自傷」の現在
——リストカット、オーバードーズ、自殺……松本俊彦


●支援の現場から

児童・思春期の精神科臨床でできること……菊地祐子

学校臨床でできること
——過量服薬の事例と出会ったら……大宮宗一郎

非行臨床でできること
——矯正施設にいる子どもの自傷の理解と支援……高橋 哲

救急医療でできること
——「最後の砦」から「最初の扉」へ……臼杵理人

SNS相談で語られる自傷行為——対応とその限界……西村由紀

ドラッグストアでできること……嶋根卓也

自傷痕の治療現場でできること
——身体の傷のケアから始まる支援……村松英之・遠山 怜

リストカットやオーバードーズをくりかえす子どもと取り組めること
  ……片柳章子


●故意に自分を傷つけるのは、どうして?

自傷の13機能とそのメカニズム——トラウマの視点から……新谷宏伸

自傷という“上策”と自殺リスクのジレンマを抱える
——自殺潜在能力研究の現在……末木 新

からだの痛みとこころの痛み
——痛みの専門家が考える自傷……山口重樹・武村尊生


●自傷が社会に問いかけること

血の末裔——自分からおかしくなるということ……倉田めば

何が若者たちを自傷に追い込むのか——SNS空間のリアルな声
  ……渋井哲也

見えない傷に出会う私たちへ
——齋藤塔子著『傷の声』が支援者に問いかけること……宮本有紀

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■論説
子どもシェルターのあゆみとこれから
——困難を抱える子どもの権利擁護をめざして……坪井節子・中溝明子


■対談
コーダの経験から考えるコミュニケーションで大切なこと
  ……五十嵐大・吉川 徹


■連載

社会的養護の「その後」を生きる(3)
出会いを積み重ねて……高橋亜美

発達支援の実践学——〈ケースで読む〉小さな調整のチカラ(6)
「支援につながる」を支えるための臨床実践……佐々木康栄

混沌の中で、「私」を結ぶ——自閉スペクトラム症と精神病理学(12)
【最終回】オーティスティック・ウェイ・オブ・ライフ……清水光恵

ケアを支える言葉と対話——こころを診る、そのまえに(18)
【最終回】対話がケアする人にもたらすこと……大石 智

ネット・ゲーム依存を病気にしないために(9)
あなたがここにいてほしい……佐久間寛之


■ほんとの対話

水野雅文『物語で治す 社会を変える精神医学』……山田悠平

稲田 健 監修『減薬・中止・継続 向精神薬の出口戦略』
  ……渡邉博幸

ベルキン他 編『インターセクショナリティと関係精神分析』
  ……鈴木菜実子


■こころの現場から

臆病者の臨床論(単科精神科病院)……小川 基
七転八倒しながら(子ども・若者ソーシャルワーク)……荒巻りか


■伝言板

こころの科学 2027年1月号

特別企画=朝、起きられない

不登校や仕事のしにくさにもつながる「朝、起きられない」。この状態の意味や背景、困っている子どもや大人への関わりを考える。
青木省三・鷲田健二/編