雑誌詳細:法学セミナー   2023年6月号

2023年6月号 通巻 821号

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毎月12日発売
[特集1]
続・刑法の「通説」
――そこに潜む問題
定価:税込 1,540円(本体価格 1,400円)
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在庫あり
発刊年月
2023.05
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
128ページ
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内容紹介

法学を勉強していると必ず出てくる「通説」とは何か、それを学ぶ意味は何なのかを、刑法学の観点から繙く、好評企画の各論編。

※『法学セミナー』の電子書籍Kindle版(法セミe-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

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特集= 続・刑法の「通説」――そこに潜む問題
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暴行罪の「通説」に潜む問題とその乗り越え方
――本企画が目指すもの……樋口亮介

名誉概念の「通説」……嘉門 優 

領得罪の「通説」……穴沢大輔 

財産的損害をめぐる「通説」
――実質的個別財産説に潜む問題……冨川雅満 

文書偽造罪の「通説」……成瀬幸典 

刑法の「通説」と判例
――最高裁調査官の経験を踏まえて……藤井敏明

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●[法学者の本棚]
可能性感覚を求めて……近藤圭介
  ――大川 勇『可能性感覚――中欧におけるもうひとつの精神史』

●[論 説]
鑑定留置制度の現状と課題……笹倉香奈

子どもの権利条約と自治体子ども施策
――朝鮮学校への東京都補助金「凍結」問題を題材に考える
  ……松原拓郎

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●[新連載]
FOCUS憲法Ⅳ
【第1回】外国籍の志望取得をめぐる事例分析[判例解説編]
―――国籍法11条1項違憲訴訟……松本和彦 

●[連 載]
ここに弁護士がいてよかった
【第21回】ひまわり基金弁護士を訪ねて……加賀山 瞭 

誰ひとり取り残さない――スタッフ弁護士の実践
【最終回・第3回】外国人支援
―─支援者とともに司法アクセスの「壁」を乗り越える
  ……藤原 愛=村山勇輔

Law of IoB――インターネット・オブ・ブレインズの法
【第14回】人工神経接続手術による運動機能再建
[事例研究2 前編:事例とコメント]
  ……小久保智淳

憲法と行政法の交差点
【第15回】立法裁量と行政裁量……鵜澤 剛 

契約法を考える
【第27回】無償契約……山城一真

歴史に学ぶ商法・会社法
【第16回】取締役の利益相反……高田晴仁

裁判実務と対話する刑法理論
【第25回】保護責任者遺棄罪の実行行為とその故意(その4・完)
  ……池田直人

入門刑法Ⅰ[総論]
【第3講】実行行為と不作為犯……大塚裕史

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●[最新裁判例研究]

民 法……谷本陽一 
[最二小判令和4・6・24民集76巻5号1170頁]

刑 法……橋本広大 
[東京高判令和4・6・23 D1-Law.com:28302279

行政法……児玉 弘 
[最三判令和4・12・13裁判所ウェブサイト]

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●[書 評]

大澤 彩/著 『消費者法』……河上正二
 

法学セミナー2023年7月号

特集=責任はどこから——私法のルールをひも解く(仮) 

●予価1540円(税込)/2023年6月12日発売予定

私法上の責任は何を根拠に生じるのか、生じた責任は誰が・どこまで負うべきなのかを、様々なケースに基づいて検討する。