雑誌詳細:法学セミナー   2023年5月号

2023年5月号 通巻 820号

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毎月12日発売
[特集1]
憲法を生かす
定価:税込 1,540円(本体価格 1,400円)
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在庫あり
発刊年月
2023.04
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
128ページ
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内容紹介

憲法訴訟に取り組む弁護士たちの活躍にフォーカスすることで、憲法が実生活に生かせることを示す、実務家たちによる憲法入門。


※『法学セミナー』の電子書籍Kindle版(法セミe-book)は、各号の特集記事部分を電子書籍化したものです。連載記事などは含まれていません。

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特集= 憲法を生かす
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主権者としての受刑者
――在外国民審査権訴訟から受刑者選挙権訴訟への軌跡
  ……吉田京子

在外国民審査権訴訟
――公共訴訟のススメ……井桁大介 

強制送還と裁判を受ける権利……児玉晃一 

「表現の自由」の基盤としてのインターネット
――コインハイブ事件最高裁無罪判決……平野 敬 

技能実習生孤立死産「死体遺棄」事件
――孤立出産に対する懲罰的態度から福祉への転換に向けて
  ……石黒大貴

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●[法学者の本棚]
難しそうな本にチャレンジしては?……村上裕章 
        ――室井力『特別権力関係論』

●[#ゼミを語ろう]
大阪市立大学法学部 金澤真理ゼミ(刑事法) 

●[論 説]
霊感商法・寄附の不当勧誘と新たな法規制
──消費者契約法の改正と寄附不当勧誘防止法の制定
  ……宮下修一

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●[連 載]
ここに弁護士がいてよかった
【第20回】飲み会クイーンと呼ばれて……笹森真紀子 

誰ひとり取り残さない――スタッフ弁護士の実践
【第2回】福祉の現場で法が力を発揮するために
――高齢者・障がい者のための「司法ソーシャルワーク」の展開
  ……柿木 翼=村山勇輔 

入門刑法Ⅰ[総論]
【第2講】犯罪論の基礎……大塚裕史 

憲法へようこそPartⅡ
【Unit4・最終回】市民会館を使わせて!――集会の自由と「公の施設」
  ……笛木 淳 

Law of IoB――インターネット・オブ・ブレインズの法
【第13回】出力型BMIによるドローン・レース[事例研究1 後編:ディスカッション]
  ……駒村圭吾=松尾剛行=小久保智淳=大島義則=西村友海=横大道聡=斎藤邦史
  =数藤雅彦=成原 慧=酒井麻千子=福士珠美 

憲法と行政法の交差点
【第14回】[座談会]連載1年を振り返って(下)――憲法と行政法の関係
  ……神橋一彦=櫻井智章=鵜澤 剛=栗島智明 

契約法を考える
【第26回】役務提供型契約……山城一真 

家族法のアラカルト
【第7回】認知制度の見直しをめぐって(上)
――嫡出でない子の身分関係の安定の実現にむけて……石綿はる美 

歴史に学ぶ商法・会社法
【第15回】株式会社役員の選任行為……高田晴仁 

裁判実務と対話する刑法理論
【第24回】保護責任者遺棄罪の実行行為とその故意(その3)……池田直人

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●[最新裁判例研究]

労働法…………井川志郎 
  国・中央労基署長(クラレ)事件
  [東京高判令和3・12・2判例集未登載(令3(行コ)125号)]

知的財産法…………宮脇正晴 
  音楽教室における演奏の主体
  [最判令和4・10・24裁判所ウェブサイト]

商 法…………藤林大地 
  証券化・流動化取引における海外SPCの「擬似外国会社」該当性
  [金沢地判令和4・5・26 金判1653号2頁]

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●[書 評]

ジョン・ロールズ/著・中山竜一/訳 『万民の法』…………西 平等


法学セミナー2023年6月号

特集= 続・刑法の「通説」――そこに潜む問題

●予価1540円(税込)/2023年5月12日発売予定

法学を勉強していると必ず出てくる「通説」とは何か、それを学ぶ意味は何なのかを、刑法学の観点から繙く、好評企画の各論編。