雑誌詳細:こころの科学  2022年1月号

2022年1月号 通巻 221号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
解離に出会うとき
兼本浩祐/編
定価:税込 1,496円(本体価格 1,360円)
在庫あり
発刊年月
2021.12
ISBN
978-4-535-14121-6
雑誌コード
63957
判型
B5判
ページ数
144ページ
定期購読申込ページへ

内容紹介

一般的な心性として語られることもあれば、病的な現象として扱われることもある解離。その広がりと奥行きをさまざまな角度から考える。

■巻頭に
「無表情で無言」がゆるむとき……青木省三
______________________________

■特別企画=解離に出会うとき       

兼本浩祐(愛知医科大学精神科学講座教授)=編
______________________________

▼解離という現象
解離って何だろう?――こころのパラレルワールドの謎
  ……王 百慧・黒木俊秀
解離症のこころとからだ……柴山雅俊
解離を脳から説明するとすれば……船山道隆
「大文字の解離」概念に向けて……岡野憲一郎

▼さまざまな解離
SNSに現れるありふれた解離――「複数アカウント使い分け」をめぐって
  ……香山リカ
思春期の解離(プチを含む)……山登敬之
戦争体験者と解離……森 茂起
心因性非てんかん性発作――蘇るシャルコー……兼本浩祐・尾久守侑

▼臨床の現場から
解離の治療とは何か――日常的な精神科臨床の現場から……野間俊一
スクールカウンセリングの現場から
  ――「解離っぽい」ことの裏側にあるもの……岩宮恵子
「解離かもしれない」と思ってみることの効用
  ――児童養護施設職員の立場から……内海新祐
被害者支援臨床で、なぜ「解離性同一性障害」に出会わないのか
  ……新井陽子
アディクション臨床の現場から……田中ひな子
摂食障害治療という舞台に舞う解離……永田利彦
被災地支援の現場から解離を考える……桝屋二郎
______________________________

■論説
醜形恐怖をもつ人が生きやすさを得るために――その病理と治療への導入
  ……松井徳造・松永寿人


■新連載
つながる気持ちはどこへ行く?――思春期の生きづらさとSNS(1)
  「生きているのがつらい」とSNSでつぶやく子どもたち……関 正樹

■連載
逆境からのリカバリー ――「暮らす」「生きる」を支援する(5)
  なぜ窃盗なのか……大嶋栄子

カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか(4)
  J・M・ゴットマンの観察研究(1)……三田村仰

子どもから大人が生まれる時(12) 子どもの推論……森口佑介

医療という行動(3)
  「検査をする」という行動、「検査をされる」という行動……蒲生裕司


■ほんとの対話
青木省三、村上伸治、鷲田健二/編『大人のトラウマを診るということ』
  ……田中 究

野村俊明/著『刑務所の精神科医』
  ……安藤久美子

小野真樹/著『発達障がいとトラウマ』
  ……酒井佐枝子

山崎孝明/著『精神分析の歩き方』
  ……渡辺俊之


■こころの現場から
最後は何もできないただの人として(法律事務所)……安井飛鳥

本人の意思?(ホームレス自立支援)……三宅弘志


■伝言板

こころの科学2022年3月号
■予価1496円(税込)/2022年2月17日発売予定

特別企画= 支援者・ケアラーのケア(仮)

人を支援しケアする活動は時にストレスや傷つきをもたらす。燃え尽きなどを防ぐために必要な援助者自身のケアや支え合いを考える。