雑誌詳細:こころの科学  2019年5月号

2019年5月号 通巻 205号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
行動のアディクション
ーー「ハマる」を考える
蒲生裕司・宮岡 等/編
定価:税込 1,507円(本体価格 1,370円)
在庫あり
発刊年月
2019.04
ISBN
978-4-535-14105-6
雑誌コード
63957
判型
B5判
ページ数
134ページ
定期購読申込ページへ

内容紹介

ギャンブル依存、ゲーム障害などの新しい依存症(アディクション)をいかに理解し、回復に結びつけるか。最前線の取り組みを集約。

●巻頭に
「初診に還る」ーー行動と意味………福田正人
—————————————————————————————————
 ■蒲生裕司・宮岡 等=編
【特別企画】行動のアディクション
       ——「ハマる」を考える
—————————————————————————————————

▼「ハマる」という現象
・「ハマる」の来し方・行く末………松本俊彦
   ーーアディクション概念の変遷について
・そもそも「ハマる」とは何か………蒲生裕司
   ーー「行動」で考える
・神経科学からみた「ハマる」………鶴身孝介
・アディクションの心理学………神村栄一
   ーー誰もが何かにハマっている
   

▼ギャンブル障害をめぐって
・ギャンブル障害の診断・疫学・治療………松崎尊信
・ギャンブル障害と家族の支援………信田さよ子
・ギャンブル障害対策として社会が整備すべきこと
   ………朝倉崇文
・ギャンブル障害とADHDとの関係………常岡俊昭

▼さまざまな行動のアディクション
・ゲーム障害………三原聡子
  ーーゲームに「ハマる」ことは依存症なのか?
・窃盗症治療の最前線………竹村道夫
  ーー常習窃盗者1900例の治療経験から
・性的アディクション………原田隆之
・「ハマる」摂食障害………武田 綾

▼治療論
・物質依存と行動嗜癖に共通する治療指針と相違点
   ………橋本 望
・認知行動療法ーー基本となる理論と実践上の工夫
   ………野村和孝
・民間リハビリ施設と自助グループ………加藤 隆

▼エッセイ
ハマり続けるのが人生さ
ーー生きづらさとアディクション………伊藤絵美
—————————————————————————————————

■論説
カナダ・ブリティッシュコロンビア州の児童福祉
 ーー歴史的トラウマと養育困難の世代間伝達抑止に向けて
 ………山下 洋

■新連載
そだちとそだての道しるべ(1)
 いたいのいたいのとんでゆけ………笠原麻里

■連載
スクールカウンセラーのための「チーム学校」入門(3)
 「チーム学校」と子どものアセスメント………半田一郎

症状をもつ力(10)
 働くことがつらくなる………田中茂樹

臨床に活きるトラウマインフォームド・ケア(9)
 「安全」が怖い、「安心」できない………野坂祐子

メンタライゼーションとは何か(2)
 メンタライゼーションとの出会い………池田暁史

■ほんとの対話
岸本寛史『迷走する緩和ケア』………神田橋條治
綾屋紗月 編著『ソーシャル・マジョリティ研究』………矢原隆行
川野健治、勝又陽太郎 編
 『学校における自殺予防教育プログラムGRIP—グリップ—』
 ………末木 新
塚本千秋 文、尾上太一 写真『相談者』………成田善弘

■こころの現場から
レインボープライドがつなぐもの(旅する教会)………中村吉基
暇との戦い(児童養護施設)………楢原真也

伝言板

『こころの科学』206号(2019年6月25日発売)
予価本体 1,270円

特集= 子育て支援と虐待予防