雑誌詳細:法律時報  2019年2月号

2019年2月号 通巻 1134号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
働き方改革の帰結と展望
定価:税込 1,925円(本体価格 1,750円)
在庫なし
発刊年月
2019.01
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
168ページ

内容紹介

働き方改革の重要事項をピックアップし、その内容に対する評価を試みるとともに、法案に表された労働法制の将来への志向を読み取り、労働法制のあり方を展望する。

【法律時評】
入管法改正と外国人労働政策……早川智津子

【判例時評】
強制動員被害者の請求権、司法判断と外交
ーー韓国大法院2018年10月30日宣告2013다61381
           全員合議体判決……権 南希
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■特集= 働き方改革の帰結と展望
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働き方改革――関連法案の帰結とその評価……野川 忍

時間外労働規制の意義と手法……長谷川 聡

年次有給休暇制度の「転換」
 ――年休付与義務構成の再評価……奥田香子 

裁量労働制の意義と課題
 ――時間計算の仕組みと適用除外制度のあいだ……石田信平

派遣労働者に対する均等・均衡処遇をめぐる法的課題……國武英生

パート・有期法の制定と課題……川田知子

働き方改革と労働安全衛生法……小畑史子 

「働き方改革」の到達点と課題……水町勇一郎 
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■小特集 
〈所有権〉を問い直す――歴史・比較・理論

企画趣旨……佐藤岩夫 
フランス法の所有(propriété)概念……横山美夏 
日本における近代的所有権の形成……橋本誠一 
ジェンダー視点から問う所有権……三成美保 
所有の意義について――取引費用を手がかりに……若松良樹 
所有権概念の社会的機能――包摂と暴走……尾崎一郎 

●論説
民主主義・立憲主義・平和主義
――憲法に自衛隊を明記するとはどういうことか……石川健治 

原発問題と会社法
――取締役の対第三者責任見直し論によせて……仮屋広郷 

財政と金融の法を読む
――中里実著『財政と金融の法的構造』に接して……濱本英輔 

●連載
憲法の規整力・3-2
[ディスカッション]
八月革命、一日にして成らず……「憲法の規整力」研究会 

労働法理論の探究・7-2 [最終回]
労働者の集団的権利(下)
――アメリカの議論を参考に……中窪裕也 

【債権法判例の行方】
受寄者の返還義務と民法178条の「第三者」……水津太郎 

【特別刑法判例研究】
労働安全衛生法20条、27条に基づく労働安全衛生規則147条1項の
「労働者が身体の一部を挟まれるおそれ」の意義と安全装置設置義務
……大関龍一 

【労働判例研究】
男女で異なる遺族補償年金の受給要件の合憲性
――遺族補償年金等不支給決定処分取消請求事件……平部康子

学会レポート 東アジア行政法学会第13回学術総会
東アジアにおける「個人情報の保護」と「環境」……下山憲治 

【史料の窓】
志賀重昴と日露戦争従軍画家石原白道……梶田明宏 

新法令解説/文献月報・判例評釈/メモランダム

2019年3月号(2019年2月27日発売)予価1750円+税

特集=わが国におけるコーポレート・ガバナンスの諸層