雑誌詳細:数学セミナー  2018年2月号

2018年2月号 通巻 676号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
竹内外史と数学基礎論
定価:税込 1,199円(本体価格 1,090円)
在庫なし
発刊年月
2018.01
雑誌コード
05423
判型
B5判
ページ数
94ページ

内容紹介

解析学の基礎付けをはじめ、数学基礎論の分野で偉大な足跡を残し,2017年5月に逝去した竹内外史氏。今回は思い出も振り返りながら、氏が切り拓いた道を紹介する。

特集=竹内外史と数学基礎論

*竹内外史氏の思い出……一松 信 8
*“竹内の証明論”における有限の立場……八杉滿利子 11
*今は昔の竹内物語……難波完爾 16
*竹内先生の証明論……新井敏康 23
*竹内先生の数学的世界観/量子論理に基づく数学……小澤正直 28
*竹内先生とロジック……岡田光弘 34

・数理のクロスロード……神山直之 54
 離散最適化の理論と応用/(1) 離散最適化とマトロイド・劣モジュラ関数
・数学トラヴァース……58
 円周率という氷山の一角/牧野貴樹氏(暗黒通信団)にきく
・山の上のロジック学園……青葉レオ 64
 特別授業 第2週第5日 演習は休み
・計算するたのしみ----スターリング数のいる風景……梅田 亨 66
 双対性
・楕円積分と楕円関数----おとぎの国の歩き方……武部尚志 73
 上半平面と長方形の対応――鏡の国を通り抜け

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coffee break/数学者と年齢……大山陽介 1
よみがえる非ユークリッド幾何/ボーヤイ=ロバチェフスキの公式の謎……足立恒雄 2
稲葉のパズル研究室 数セミ分室/テトラバリア……稲葉直貴 50
表紙の裏側/愛を注ぐ……矢崎成俊 51
数学者たちのいるところ/数学をとりまくもの……円城 塔 52
詰将棋の世界/詰将棋と打歩詰(2)……齋藤夏雄 80
エレガントな解答をもとむ[出題]徳重典英、丹下基生 6
            [解答]加古 孝、岩井齊良 82

[記事再録]
 日本の数学基礎論・むかしと今/国際シンポジウムに出席して……竹内外史 40
[記事再録]
 夕焼けにも似て…… ……竹内外史 44
フィボナッチの主題による変奏曲IV……小野 孝 46

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数セミメディアガイド
『素数姫の素数入門』……永井保成 90
『いかにして問題をとくか』……松澤淳一 91
今月のベスト10 
情報コーナー

2018年3月号(2018年2月10日発売)予価1090円+税

特集「フーリエ解析ことはじめ」

数学のみならず、物理学や工学の授業でも登場し、応用上も重要な「フーリエ解析」。今回は、その歴史と基礎、さらに使われ方までを紹介する。

・フーリエ解析の誕生◎岡本 久(学習院大学)
・フーリエ級数とは◎熊原啓作(鳥取大学・放送大学名誉教授)
・フーリエ変換とは◎野村隆昭(元・九州大学)
・超関数とフーリエ変換◎中井英一(茨城大学)
・フーリエ解析の多彩な応用◎新井仁之(東京大学)

[単発記事]
藤原松三郎の欧州遊学と人となり◎藤原毅夫(東京大学名誉教授)
『藤原松三郎 微分積分学』について◎伊達悦朗(関西大学)
NOTE----講評と解説◎ZZZ