雑誌詳細:法学セミナー  2016年11月号

2016年11月号 通巻 742号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
市民の政治的表現の自由とプライバシー
定価:税込 1,512円(本体価格 1,400円)
在庫あり
発刊年月
2016.10
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
136ページ
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内容紹介

近年、市民が国や地方自治体の政策を批判したり、企業の不正等を批判する表現活動を行う場合に生じている憲法問題を、監視の問題も含めて考える。

[特集]
市民の政治的表現の自由とプライバシー

【1 実態編】
1 自衛隊情報保全隊による国民監視事件……十河 弘
──平成28年2月2日言渡の仙台高裁判決の内容と問題点
2 ムスリム監視捜査の憲法上の問題点……井桁大介
3 大垣警察市民監視事件……山田秀樹
4 表現の自由と駅……石埼 学
──JR大阪駅前事件(大阪高判平成27年9月28日)
5 萩之茶屋投票所事件の意義……遠藤比呂通
──政治的表現の自由と公民権
【2 理論編】
6 市民の表現活動を阻むもの……塚田哲之
──日本社会の現況と理論的課題
7 「公共空間」と憲法理論……平地秀哉
8 駅前の表現の自由……中川 律
9 市民的自由と警察の現在……石川裕一郎
──「スノーデン・ショック後」の監視社会と国家
10 街頭表現活動への監視に対する抗議と威力業務妨害罪……安達光治
──大阪駅事件を機縁として
11 萎縮効果論と公権力による監視……毛利 透



[法学者の本棚]
異国での生活で知った「自己決定・自己責任」……石井保雄
久米邦武『特命全権大使 米欧回覧実記』


[ロー・アングル]
憲法事例問題の解き方……蟻川恒正
──2016年司法試験予備試験論文式試験憲法を読む

恋の法廷式8……北尾トロ
忘れがたき不倫裁判


[ロー・クラス]
プラスアルファについて考える基本民法20……武川幸嗣
賃貸借における法律関係・その2──賃貸借の終了

債権法講義[各論]8……河上正二
契約の成立

株式会社法の基礎14……久保田安彦
株式の準共有

応用刑法1─総論14……大塚裕史
過剰防衛論

財産犯バトルロイヤル23……田山聡美
ルックス重視か、性格重視か──担保権をめぐる諸問題

刑事訴訟法の思考プロセス8……斎藤 司
物的証拠収集に関する思考プロセスを活用する


[最新判例演習室]
憲法/濱口晶子
検索結果における過去の逮捕歴の削除と忘れられる権利
[決定1さいたま地決平27・6・25 判時2282号83頁、決定2さいたま地決平27・12・22 判時2282号78頁]

行政法/人見 剛
大臣の是正指示の適法性を国地方係争処理委員会が判断しないとした事例
辺野古公有水面埋立承認取消処分事件
[国地方係争処理委員会決定平28・6・20 判例集未登載]

民法/松尾 弘
区分所有建物の共用部分の賃料取得が不当利得になる場合の返還請求権の帰属と行使
[最二判平27・9・18 民集69巻6号1711頁]

商法/土岐孝宏
団体信用生命保険における自殺免責条項の適用
[東京地判平27・11・16 判タ1425号304頁]

民事訴訟法/上田竹志
債権管理会社の任意的訴訟担当
[最一小判平28・6・2 金判1496号10頁]

刑法/門田成人
過剰防衛と防衛の意思
[仙台高判平28・6・2 LEX/DB文献番号25543217(控訴棄却)

刑事訴訟法/高倉新喜
起訴前の精神鑑定の党派性
[東京高判平28・5・11 D1-Law.com判例体系判例ID28241865]

労働法/根本 到
有期労働契約における50歳不更新制度の合理性
市進事件
[東京高判平27・12・3 労判1134号5頁]

[ライブラリー]
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
最新立法インフォメーション
裁判と争点
立法の話題

[コラム]
司法書士の生活と意見
弁護士事件ファイル 
判事補メモ

12月号(2016年11月12日発売)予価本体1400円+税

特集=法テラススタッフ弁護士の10年

日本司法支援センター(法テラス)は、2006年10月2日に業務を開始し、今年10月で10年を迎える。法テラスとともに誕生したいわゆるスタッフ弁護士制度も10周年を迎えた。スタッフ弁護士のこの10年の活動を振り返り、スタッフ弁護士の実情を紹介し、今後のスタッフ弁護士のあり方について考える。

1 スタッフ弁護士の現状……宮木恭子(法テラス 常勤弁護士総合企画部 常勤弁護士総合企画課長)
2 現役スタッフ弁護士からの報告
  (1) まだ見ぬ依頼者のために……野原郭利(弁護士、法テラス千葉法律事務所)
  (2) 法テラス雲仙法律事務所の活動報告——司法過疎地での活動及び福祉との連携……馬場章廣(弁護士、法テラス雲仙法律事務所)
  (3) 奄美大島に赴任して——南の島の奮闘記……早瀬弥恵(弁護士、法テラス奄美法律事務所)
  (4) 「弁護士」から被災自治体の「公務員」へ……佐藤隆信(弁護士、法テラス本部常勤弁護士総合企画部付)
  (5) 正しい刑事裁判を実現するために……村井宏彰(弁護士、法テラス岐阜法律事務所)
3 研究交流集会報告書の内容からみるスタッフ弁護士の10年……鶴森雄二(弁護士)
4 スタッフ弁護士OBOGの現在の状況
  ……大塚博喜(東京高等裁判所判事、元法テラス静岡法律事務所)
  ……佐藤邦男(弁護士、弁護士法人広島みらい法律事務所、元法テラス広島法律事務所)
5 スタッフ弁護士誕生前夜……南川 学(弁護士)
6 今後のスタッフ弁護士に期待すること
……佐藤岩夫(東京大学社会科学研究所教授)
……安岡崇志(現法テラス理事、元日本経済新聞論説委員)
7 座談会「スタッフ弁護士の未来を語る」
……村井宏彰、佐藤隆信、早瀬弥恵、野原郭利、佐藤邦男先生(弁護士)/司会:南川 学(弁護士)