雑誌詳細:こころの科学  (2016年11月号)

(2016年11月号) 通巻 190号

  • 紙の書籍
偶数月25日発売
[特別企画]
子どもの薬物療法
悩んだ事例を通して考える
青木省三・宮岡 等・福田正人/編
定価:税込 1,480円(本体価格 1,370円)
在庫あり
発刊年月
2016.10
ISBN
978-4-535-14090-5
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
132ページ
定期購読申込ページへ

内容紹介

子どもへの向精神薬療法を迷う事例を通して第一線の児童精神科医たちは何を考え、どう対応したのか。推進派か慎重派かという議論を超えて、現場の経験に学ぼう。

巻頭に——家族全体を支援する………青木省三

特別企画 子どもの薬物療法——悩んだ事例を通して考える

■総論
 子どもの治療や支援の中で、薬物療法をどのように位置づけるか……青木省三
 大人の精神科医からみた子どもの精神科薬物療法………宮岡 等
 子どもの向精神薬治療——薬物療法以前
 ………福田正人・浦野葉子・毛呂佐代子・成田秀幸・上原 徹
■事例を通して考える
 子どもの望みと家族の望み………田中康雄
 処方と服薬——仲立ちとしての薬物療法………吉田友子
 クスリをめぐる葛藤——ADHDとその薬に関する私的見解………山登敬之
 自立をめぐって・発達障害事例三題………田中 哲
 薬物療法に頼りすぎることで見えなくなるもの………武井 明
 事例をどう見立てる——診断をめぐる議論と薬物療法のエビデンスのはざまで………岡田 俊
 悩む、迷う、考える薬物療法………本多奈美
 失敗事例を通じて——「終わりなき」処方について考える………大高一則
 私はいつも迷っている。だから、いつも患児から教わっている。………井上勝夫
 鶏が先か、卵が先か——ゲームにハマって昼夜逆転の子どもへの薬物療法………本田秀夫
 薬物処方という行為について——「患者に臨む姿勢のあらわれ」という側面から………塚本千秋
 子どものこころの健康を考える——当科外来での経験を通して………高橋麻美・井原 裕
 子どもに対する精神科薬物療法の留意点………村上伸治

■論説
 痛みに対する精神療法——認知行動療法で人生のハンドルを取り戻す………堀越 勝・細越寛樹

■連載
 支援者支援学(2)支援者支援のメンタルヘルスの原則………高橋祥友
 絲的ココロエ(3)医師との相性………絲山秋子
 現場を変えるいじめの科学(10)教師が傍観者から脱するために………和久田学
 開かれた精神病理学へ(8)病因を掘り下げる………深尾憲二朗
 精神科医が薬を処方するということ(9)個人の経験重視の治療法から「診療ガイドライン」へ
………仙波純一
逆転の家族面接(10)チームのチカラが動かすものとは!?………増尾佐緒里

■ほんとの対話
 外須美夫『麻酔科医に求められる態度』………神田橋條治
 小笠原恵『教師のためのほめ方ケースワーク20』………阿部利彦

■こころの現場から
 シンデレラ(家庭裁判所)………高島聡子
 訪問(スクールカウンセリング)………東 千冬

■伝言板

『こころの科学』191号

特別企画=“コミュ障”を超えて

山登敬之/編
“コミュ障”という言葉を通して「コミュニケーション偏重社会」を考える。発達障害等相手の問題と片づけず、対話の可能性を探る。
2016年12月24日(土)発売予定 予価本体1270円+税