雑誌詳細:こころの科学  (2015年3月号)

(2015年3月号) 通巻 180号

  • 紙の書籍
偶数月25日発売
[特別企画]
統合失調症治療の現在
福田正人・村井俊哉・笠井清登/編
定価:税込 1,562円(本体価格 1,420円)
在庫あり
発刊年月
2015.02
ISBN
978-4-535-14080-6
雑誌コード
63956
判型
B5判
ページ数
176ページ
定期購読申込ページへ

内容紹介

10年ぶりの統合失調症特集。この間の進歩と将来に向けての展望を探る。座談会「統合失調症治療の未来―人生も脳もこころもリカバリー」、恒例の精神科主任教授アンケート他。

特別企画 統合失調症治療の現在





■座談会

           統合失調症治療の未来――人生もこころも脳もリカバリー

           ………池淵恵美・村井俊哉・笠井清登・福田正人・杉原玄一・熊倉陽介



1 統合失調症治療の現在

           IMRでリカバリー!――EBPツールキット普及の中で………吉見明香・加藤大慈・平安良雄

           認知機能を改善する取り組み………最上多美子

           こころのリスク・早期段階での支援と治療………松本和紀

           抗精神病薬の効用と限界………大森哲郎

           こころと身体の健康はひとつながり………熊倉陽介

           世界に広がる当事者研究………向谷地生良

           仲間を支える仲間の力…………松本キック(松本ハウス)

           みなさんに知ってほしい――家族ゆえの悲しみと、家族ならではの強さと生きる知恵………夏苅郁子

           フィンランドとベルギーの精神医療改革――発病早期の治療vs長期入院の解消………伊勢田堯



2 統合失調症の研究最先端

           コホート研究が明らかにする統合失調症………安藤俊太郎

           統合失調症でみられる脳形態変化――病態解明から臨床応用に向けて………高橋 努

           自我の脳科学から考える統合失調症――精神病理学と脳科学のありうべき連繋………前田貴記

           遺伝と遺伝子研究を正しく理解する………石塚佳奈子・木村大樹・尾崎紀夫

           分子・細胞から見通す統合失調症………柳下 祥・西岡将基

           統合失調症の精神病理学――三つの側面、それぞれの課題………深尾憲二朗



3 さまざまな立場からの統合失調症論

           統合失調症とリカバリー――若手精神科医の体験から………樋端佑樹

           早発性認知症から精神分裂病、統合失調症へ――スティグマの哲学………石原孝二

           統合失調症患者の贖罪………青島多津子

           質問促進パンフレットの経験と統合失調症診療における活用の可能性………白井由紀・内富庸介

           臺弘先生の統合失調症研究――その生涯と研究の歩み………齋藤 治



[精神科主任教授アンケート]統合失調症を考える



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



■創刊30周年記念エッセイ 風祭 元/山下 格/山口勝一





■連載

           この病、この一曲(17)「風」………井原 裕

           精神科から世界を眺めて(24)【最終回】24人のビリー・ミリガン………風野春樹

           脳を通って私が生まれるとき――精神科医のパンセ(5)私という現象は命がそうであるように閉鎖系なのか………兼本浩祐

           物語未満を支える心理療法(6)物語未満の世界と子どもの心理療法………草野知子



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



■ほんとの対話

           橋本和明編『子育て支援ガイドブック』………吉川 徹

           傳田健三『子どものうつ 心の治療』………中土井芳弘

           松嶋 健『プシコ ナウティカ』………鈴木晃仁



■こころの現場から

           周縁化する若者を支える居場所(若者支援)………青砥 恭

           特別な1日、そして別れ(終末期医療)………新城拓也



■175~180号・総目次



■伝言板 

こころの科学 181号 4月25日発売 予価1230円

◎特別企画=「発達」からみたこころの臨床  杉山登志郎(浜松医科大学児童青年期精神医学講座)編

一人ひとりの子どもの発達に沿った臨床像の変化を追っていく発達精神病理学の視点から、さまざまな臨床を見直す特別企画。素因と環境因との複雑な絡み合い、その先にみえてくる「予防のための臨床」の成果を示す。





発達精神病理学とは………杉山登志郎

エビジェネティックスとこころの発達………江川 純

学校コホートの知見とこころの発達………辻井正次

発達する脳と子ども虐待………友田明美

早期対応のコツ:発達精神病理学とDIRの立場から………広瀬宏之

嵐の後先:薬物依存と複雑性トラウマ………上岡陽江

非行臨床と発達精神病理学………桝屋二郎

ビッグデータと臨床経験から読み解く周産期と思春期の意外な関係………山下 洋

反応性愛着障害と解離性障害:発達精神病理学の観点から………水島 栄

こころの発達とトラウマ・トラウマ処理………吉川久史

小児科臨床からみた発達精神病理学………紀平省悟

ASDとトラウマ、ASD青年へのEMDR………大羽美華

愛着障害とアニマルセラピー………丸山洋子

発達精神病理学の最新トピックス………鈴木 太