雑誌詳細:法律時報  2014年7月号

2014年7月号 通巻 1075号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
憲法解釈と人事
定価:税込 1,739円(本体価格 1,610円)
在庫なし
発刊年月
2014.06
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
168ページ

内容紹介

現政権が、人事という営みを梃子にして、自らの憲法解釈を押し通そうとしたことは記憶に新しい。憲法「解釈」が時代の争点になっている今、本特集は「人事」を憲法学の対象として、学問的に監視する役割を果たす。

【法律時評】

投資協定仲裁(ISDS)を巡って──TPPの一つの論点……鈴木五十三





■特集

憲法解釈と人事



「人事」を尽して我意に任す……蟻川恒正

憲法解釈権力──その不在に関する考察……蟻川恒正

思想連鎖のなかの「人の支配」と立憲主義……山室信一

「憲法の番人」をめぐる抑制と均衡の力学……水島朝穂

連邦憲法裁判所をめぐる法と人事──ドイツの場合……三宅雄彦

憲法院とコンセイユ・デタ──フランスの2つの憲法解釈機関……井上武史

「憲法解釈をめぐる人事」と「人事をめぐる憲法解釈」──アメリカの憲法実践から……大林啓吾

政治からの人事介入と独立性……牧原 出





■小特集

民法766条改正の意義と課題──子の監護に要する費用の分担をめぐって

企画趣旨……中村 恵

民法766条の改正と意義──民法の視点から(1)……棚村政行

扶養義務(877条以下)との関係──民法の視点から(2)……本澤巳代子

養育費と社会保障給付──社会保障法の視点から……増田幸弘

民法766条1項の改正と養育費に関する実務上の問題について──実務家の立場から……中山直子



●論説

〈検証・特定秘密保護法〉刑事手続における特定秘密の取扱い……斉藤豊治



●連載

イギリス憲法の実像──その歴史的文脈・32……戒能通厚



憲法学のゆくえ・2-1

イントロダクション……曽我部真裕

[基調報告]憲法学と司法政治学の対話

──違憲審査制と憲法秩序の形成のあり方をめぐって……見平 典



福島原発事故賠償の研究・4

福島第一原子力発電所事故における東京電力の法的責任……大坂恵里



【強行法と任意法】 [最終回]

連載を終えて・上……椿 寿夫



【B&Aレビュー】

原田昌和「ドイツ不正競争防止法における消費者の決定自由の保護」「攻撃的取引方法からの消費者の保護について──決定自由の重層的保護の視点から」●民法学のあゆみ……桑岡和久



藤田政博編著『法と心理学』●刑事法学の動き……辻本典央



【民事判例研究】

民法505条・508条における相殺適状の意義及び時効期間経過前の相殺適状の要否……深谷 格



【刑事訴訟法判例研究】

いわゆる攻防対象論の適用が単純一罪の事案に対しても認められた事例……京 明



【労働判例研究】

制度化された退職勧奨と不法行為の成否──日本アイ・ビー・エム(退職勧奨)事件……國武英生



特別寄稿 廣中俊雄先生を偲ぶ……樋口陽一・小田中聰樹



【史料の窓】

対中国文化外交と「精神的帝国主義」……熊本史雄



第64回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~に寄せて……岩崎耕太郎



最高裁新判例紹介

新法令解説

文献月報・判例評釈

メモランダム

2014年8月号(7月26日発売)予価1610円

特集=法曹養成改革と職域拡大の現在

今、日本の法曹養成制度改革は大きな壁につきあたっており、未だ出口は見えない。このような状況の中、これまでの制度改革の展開の成果と問題点を検証し、現在及び将来の法的需要ならびに職域拡大の必要性と可能性を提示する。