雑誌詳細:こころの科学  (2013年5月号)

(2013年5月号) 通巻 169号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
職場のうつ
井上幸紀=編
定価:税込 1,362円(本体価格 1,238円)
在庫あり
発刊年月
2013.04
ISBN
978-4-535-14069-1
雑誌コード
63956
判型
B5判
ページ数
128ページ
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内容紹介

うつの診断の多様性ゆえ、職場での対応に苦慮することが増えている。働く人のうつに、企業・社会はどう向き合うべきなのか。

           巻頭に──場の雰囲気とこころの余力………青木省三

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 特別企画     井上幸紀=編

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職場のうつ



多様化する「職場のうつ」



         「職場のうつ」は「うつ病」なのか………井上幸紀

         上司・部下・同僚・家族がうつになったら………大庭さよ

         職場のうつと企業経営──共倒れにならないために………豊川彰博

「職場のうつ」の治療と対応

         薬物療法………出口裕彦

         認知行動療法………井上和臣

         職場のうつに対するリワークプログラムの治療的役割………五十嵐良雄

         職場環境調整の重要性と限界………萩原 聡

職場における対策

         職域におけるうつ病対策──望ましい姿と課題………田中克俊

         中小企業のメンタルヘルス対策──現状と課題………廣 尚典

         主治医・産業医・人事労務担当者の関係と効果的な連携………岩崎進一

         EAP機関の有効な活用法………吉村靖司

         海外勤務者のうつ──傾向と対策………津久井要

         教員のうつ………真金薫子

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■シンポジウム  抗認知症薬の使い方を考える

         認知症医療の現状で考えること………宮岡 等

         抗認知症薬の限界と処方の原則………大石 智

         認知症治療 薬の前にすべきこと………上田 諭

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■連載

         この病、この一曲(6) 誰のために歌われるのか………春日武彦

         社会脳は「臨床の知」となるか(5) 通じない私の「アハ体験」………村井俊哉

         精神科から世界を眺めて(13) ハーモニー………風野春樹

         うつ病の誤解と偏見を斬る!(6) 抗うつ薬の臨床への誤解と偏見を斬る(その1)………坂元 薫

         贖罪とは何か(13) 弱者の犯罪……青島多津子

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■ほんとの対話

         原井宏明『うつ・不安・不眠の薬の減らし方』………田島 治

         竹田伸也『マイナス思考と上手につきあう認知療法トレーニング・ブック』……東 斉彰

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■こころの現場から

         ママの恋人(保健室)……すぎむらなおみ

         忘れてきた動きをとり戻す(精神科クリニック)……塚原美穂子



■伝言板

こころの科学170号

特別企画=いじめ再考

滝川一廣/編



○いじめ論を問い直す(滝川一廣)/子ども・若者集団はいま(土井隆義)/おとな社会のいじめ(中島義道)/いじめは「悪」か(小浜逸郎)/いじめは予防できるのか?(塚本千秋)



○学校教員の立場から(福田恵一)/養護教諭の立場から(すぎむらなおみ)/スクールカウンセラーの立場から(伊藤亜矢子)



○いじめと自殺(勝又陽太郎)/いじめとマスメディア(小国綾子)/ネットいじめ(加納寛子)/いじめ加害者・被害者へのアプローチ(青木省三)/いじめと非行・犯罪(浜田寿美男)/いじめとPTSD(藤森和美)



[エッセイ]いじめ問題をめぐって(村瀬嘉代子・保坂展人・芹沢俊介・内藤朝雄・平尾 潔)



※6月25日発売予定/予価1300円(税込)