雑誌詳細:法律時報  2012年10月号

2012年10月号 通巻 1052号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
「取り残された」会社法罰則の検証
定価:税込 1,646円(本体価格 1,524円)
在庫なし
発刊年月
2012.09
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
168ページ

内容紹介

会社法秩序を取り巻く環境変化や刑事法・刑事行政における揺らぎをふまえ、会社法と刑事法との対話を通して、会社法中の刑罰によるエンフォースの意義について考察する。

【法律時評】

国会の現状をどうみるか……只野雅人



■特集

「取り残された」会社法罰則の検証



序論――会社法秩序の変容とその規律手段としての刑事法の役割……山田泰弘

会社法における開示規制・分配規制への刑事的制裁 ●会社法からの分析……久保大作

資本制度の変容と開示・剰余金分配の規律としての罰則規定

 ――会社の財産を危うくする罪 ●刑事法からの分析……神例康博

資本制度の変容と出資行為の規律としての罰則規定

 ――預合いと見せ金 ●会社法からの分析……小出 篤

資本制度の変容と出資行為の規律としての罰則規定

 ――預合いと見せ金 ●刑事法からの分析……川崎友巳

「株主権行使に関する利益供与」に関する規律 ●会社法からの分析……久保田安彦

「株主権行使に関する利益供与」に関する規律 ●刑事法からの分析……松宮孝明

会社経営の規律の重層化と刑事罰の規律の意義

 ――特別背任罪と図利目的なき経営判断の刑事責任 ●会社法からの分析……松井秀征

会社経営の規律の重層化と刑事罰の規律の意義

 ――特別背任罪と図利目的なき経営判断の刑事責任 ●刑事法からの分析……伊東研祐

総論的分析――会社法学と刑事法学とのクロスオーバー……伊東研祐・山田泰弘



●9月号特集補遺・国際社会におけるルール形成と国内法

マネー・ロンダリング規制と組織犯罪対策……新倉 修



●論説

発声障害をもつ議員の発言保障……川崎和代

性同一性障害の夫婦による嫡出子出生届をめぐる法律問題・下……梶村太市



■日仏物権法セミナー(第2回)

21世紀における物権法の改正に向けて――日仏比較研究



はじめに――開催の経緯……金山直樹

物権と債権の区別……森田宏樹

財に関する共通法と特別法……吉井啓子

財産の管理――信託、用益権および委任……片山直也

財の法、担保法における個人の意思……平野裕之

有体物と無体物の占有……金山直樹

物権法セミナー質疑について……小柳春一郎・山城一真・原 恵美・高 秀成

21世紀の「財の法」構築に向けて――第2回日仏物権法セミナー総括……吉田克己



●連載

イギリス憲法の実像――その歴史的文脈・17……戒能通厚



●学会レポート

東アジアにおける「グローバル化と行政法」および「福祉国家と行財政法」

――東アジア行政法学会第10回国際学術大会……下山憲治



【取引法研究会レポート】

仮登記の効力論――登記承諾請求権の検討を中心に……宮川不可止



【強行法と任意法】

学説・判例にみる親族編・相続編規定の強行法規性……前田 泰



【刑事訴訟法理論の探究】

犯罪対策と新しい捜査手法……内藤大海



【B&Aレビュー】

萩野貴史「作為犯と不作為犯の区別について――不作為犯における作為義務の主体・内容に関する検討の必要性」●刑事法学の動き……十河太朗



【民事判例研究】

賃貸借契約における更新料条項と消費者契約法10条……田中志津子



【特別刑法判例研究】

救護義務違反罪における人身事故の認識……大庭沙織



【労働判例研究】

業務上疾病による休業期間中になされた解雇の効力と賃金請求の可否

――東芝(うつ病・解雇)事件……畑井清隆



【史料の窓】

御雇外国人ブスケの講述とオランダ法制……山口亮介



新法令解説

文献月報・判例評釈

メモランダム

2012年11月号(10月27日発売)予価1600円(税込)

特集=日本移民政策の転換点?――2009年入管法改正をめぐって

2012年7月に全面施行された入管法改正を中心とする新たな外国人法制は、日本社会のあり方を展望する上でも重要である。この動向につき、法学の各分野から検討を加える。