雑誌詳細:法律時報  2010年7月号

2010年7月号 通巻 1024号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
司法制度改革・改正行訴法と行政法判例の展開
定価:税込 1,646円(本体価格 1,524円)
在庫なし
発刊年月
2010.06
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

改正行政事件訴訟法施行後の行政法判例を検討し、解釈論上および立法論上の課題を提示するとともに、行政法判例の展開から司法制度改革の位相を明らかにする。

【法律時評】

刑事裁判官の時代認識──公務員の政治活動をめぐる二つの東京高裁判決/大久保史郎



■特集=司法制度改革・改正行訴法と行政法判例の展開



行政法判例の展開とその課題──企画の趣旨と論点/本多滝夫

処分性の拡大と権利利益救済の実効性/稲葉一将

原告適格論の再考──改正行政事件訴訟法下での原告適格及び自己の法律上の利益に関係のない違法の主張制限について/野呂 充

多様な訴訟類型の活用と課題/村上裕章

仮の権利保護の実効性/須藤陽子

裁量統制の法理の展開/深澤龍一郎

住民訴訟の展開──経済性の原則、権利放棄議決と住民訴訟との関係に絞って/田村達久

行政法判例にみる司法制度改革の位相──行政判例の「ガラバゴス化現象」?/徳田博人



【論説】

賃貸借契約における更新料特約の機能と効力──近時の大阪高裁の相反する裁判例の検討を兼ねて/加藤雅信

地理的表示における各国の法的対応と日本の課題/高橋梯二

行政国家と自由主義──フランス史の一断面/ルシアン・ジョーム/山元 一(訳)



憲法理論の再創造23

憲法学説は政教分離判例とどう対話するか/佐々木弘通



憲法理論の再創造24

「司法審査の正当性を問うこと」について/大河内美紀



多角的法律関係の研究24(完)

多角関係をめぐる共同作業の最後に/椿 寿夫



【B&Aレビュー】

松尾弘「物権変動における『対抗の法理』と『無権利の法理』の間」●民法学のあゆみ/石田 剛

上田寛・上野達彦『未完の刑法──ソビエト刑法とは何であったのか』●刑事法学の動き/安達光治



【民事判例研究】

担保不動産収益執行の開始決定後における抵当権設定登記の前に取得した

自働債権による相殺の効果/深川裕佳



【特別刑法判例研究】

監視カメラを介し、遠隔操作により制御された販売機が福島県青少年健全育成条例

一六条一項にいう「自動販売機等」に当たるとされた事例/芥川正洋



【労働判例研究】

外国人研修生の労働者性と最低賃金法の適用──三和サービス事件/吉田美喜夫



【史料の窓】

対露開戦をめぐる明治天皇と元老/梶田明宏

2010年8月号(7月27日発売)

特集=「刑罰からの自由」の現代的意義(仮題)

社会の変化により刑罰の内容に変容が生じる。刑罰からの自由と他の利益が衝突する場合の調整原理を、刑事法からの分析と、それに対する他の法領域からのコメントを合わせて掲載する。