雑誌詳細:経済セミナー  2010年2・3月号

2010年2・3月号 通巻 652号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
CO2排出25%削減のインパクト
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2010.01
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
136ページ

内容紹介

鳩山政権の打ち出した「CO2排出25%削減」は、国内的・国際的にどのような意味を持つのか。そもそも実現可能なのか、どのようにして実現するのか。2009年12月に開催されたCOP15もふまえ、今後の温暖化対策のあり方について、長期的な視点も組み込みつつ経済学的に考えてみたい。

●特集=CO2排出25%削減のインパクト

[対談]資源制約下での人間の生き方を問う/宇沢弘文×内山節

日本の国内温暖化政策──自民党から民主党への政策の転換/有村俊秀

25%削減の経済負担/野村浩二

【インタビュー】企業にとって負担? チャンス?──企業は温暖化対策にどう対応すべきか/浦野光人

排出量取引と国際競争力──EU、米国、豪州における対応/明日香壽川

民生志向の国内排出量取引制度導入を/塚田俊三

【インタビュー】地球温暖化対策への世界の動きと鳩山イニシアチブ──COP15を終えて/福山哲郎

「グリーン経済」への転換による新たな発展を/諸富徹



●TOPICS

現代経済学の巨星、サミュエルソンを悼む/佐藤隆三

【追悼:清野一治教授】清野さんとの共同研究を振り返る:国際貿易と通商政策/伊藤元重

【追悼:清野一治教授】清野一治君の思い出:「研究開発と産業政策」を巡って/奥野正寛

【追悼:清野一治教授】業政策と過剰参入定理:清野一治氏との共同研究を振り返って/鈴村興太郎

【追悼:清野一治教授】清野一治教授を偲ぶ/小西秀樹



●連載

私が体験した米国経済学の50年 vol.22 グローバル化とトータル・イノベーション/佐藤隆三

やってみる! 経済学?教育用実験のススメvol.6 マッチング実験/和田良子

入門・財政改革の経済学vol.6 財政政策のあり方/土居丈朗

ボストン便り vol.11 強欲と喜捨の狭間で/中臣久

分配問題の経済学vol.6 所得格差と幸福度/小塩隆士

日本の地域間格差vol.6 地域間格差の是正策:財政調整か、東京一極集中をやめるか/橘木俊詔+浦川邦夫

最新トピックを追え!?ゲーム理論編 vol.6 繰り返しゲームにおける私的観測問題/関口格

海外論文サーベイvol.18 失われた女性:その解決策とは?/重岡仁



●書評

『傲慢な援助』ウィリアム・イースタリー/著、小浜裕久+織井啓介+冨田陽子/訳(東洋経済新報社) 評者・黒崎卓

『比較歴史制度分析』アブナー・グライフ/著、岡崎哲二+神取道宏/監訳(NTT出版) 評者・中林真幸

『経済哲学原理』塩野谷祐一/著(東京大学出版会) 評者・八木紀一郎

●新刊書紹介

●ECONO FORUM

2010年4・5月号

経済学NEW門

対談:伊藤元重×勝間和代「経済学をどう役立てるか」