雑誌詳細:法学セミナー  2000.11

2000.11 通巻 551号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
刑事法のプロセスがわかる
定価:税込 985円(本体価格 895円)
発刊年月
2000.10
雑誌コード
08069
判型
B5判

内容紹介

最近の刑事事件を素材に、発生から逮捕、起訴、公判、判決、刑の執行、処遇までを刑法、刑事訴訟法、刑事政策のそれぞれの論点ごとに解明し、そのプロセスを通して刑事法の全体像を理解できる。多角的かつ基本的な論点に沿った新しい刑事法入門特集。

[特集]

刑事法のプロセスがわかる



最近の刑事事件を素材に、発生から逮捕、起訴、公判、判決、刑の執行、処遇までを刑法、刑事訴訟法、刑事政策のそれぞれの論点ごとに解明し、そのプロセスを通して刑事法の全体像を理解できる。多角的かつ基本的な論点に沿った新しい刑事法入門特集。

●総論

 事例で学習する生きた刑事法 村井敏邦

●地下鉄サリン事件

 事件・裁判の概要 高田昭正

 刑法的論点 因果関係、期待可能性 松宮孝明

 刑事訴訟法的論点 自首・別件逮捕・刑事弁護 高田昭正

 刑事政策的論点 量刑事情 金尚均

●堺事件

 事件・裁判の概要 三島 聡

 刑法的論点 責任能力 三島 聡

 刑事訴訟法的論点 少年の刑事手続と少年事件報道 葛野尋之

 刑事政策的論点 薬物依存症と少年非行 石塚伸一

●道頓堀事件

 事件・裁判の概要 中川孝博

 刑法的論点 暴行の概念と傷害致死罪の成否 本田 稔

 刑事訴訟法的論点 目撃事実認定 中川孝博

 刑事政策的論点 「危機」をどう読みとるか 佐々木光明



[特別企画]インターカレッジ民法討論会 第2弾

業者のセールストークはどこまでが許される?

高嶌英弘・金山直樹・中田邦博・松岡久和・森山浩江・坂東俊矢・牛尾洋也



[ロー・ジャーナル]

平成事件捕物帖●(20)軽自動車 今井秀智

少年法改正●「裁判所の窓から」みる少年法の課題と改革 井垣康弘

これからの日本と国際人権法●(16)21世紀を迎える戦時性奴隷問題への対応 戸塚悦朗

司法改革を追う●(10)八月、九月の司法制度改革審議会の概要



[ロー・クラス]

21世紀・人間復興の法律学●(6)喫煙をめぐる企業の責任と個人の責任(1) 丸田 隆

法と人文科学●(17)小説『ビリー・バッド』と映画(台本)『雨あがる』について

感あり(中) 奥平康弘

基本に学ぶ憲法●(6)裁判を受ける権利 植野妙実子

鳥瞰・契約法●(5)売買契約の一生、その始まり 沖野眞已

知られざる罪と罰●(26)司法犯罪としての冤罪 村井敏邦

ハイ、こちらコンプライアンス推進室です!●(8)「持株会社」の作り方 野村修也

等身大の裁判●(3)裁判をめぐる人々 佐藤鉄男

なにわ塾司法書士奮闘記●(20)町工場社長解任合戦 蒲田隆史・北田五十一

最新判例演習室●憲法/倉田原志 民法/渡辺達徳 刑法/松宮孝明

商法/鳥山恭一 民事訴訟法/八田卓也 刑事訴訟法/岡田悦典



[ロー・フォーラム]

裁判と争点/立法の話題/最新立法インフォメーション/法曹フォーラム/メディア・フォーラム



[ライブラリー]

五十嵐敬喜『創造学の誕生』

新刊ガイド



判事補メモ/弁護士事件ファイル/THE 検察官 LIFE/司法修習生/研究する女/模擬裁判を見に行こう

裁判所に行こう(46)──裁判ウォッチング市民の会



インタビュー・ロー・ジャーナル

アグネス・チャン氏――境分万純

日本ユニセフ協会大使として子どもの権利を守る活動に取り組む