雑誌詳細:法律時報  2002.1

2002.1 通巻 913号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
“表現の自由”の探求
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2001.12
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

今日、「表現の自由」をめぐる問題の射程は広がった。媒体にかかわる問題、メディアにかかわる問題、プライバシーにかかわる問題等々。これらの問題に含まれる様々な法的論点を検討し、「表現の自由」の今日的意味を探求する。

【法律時評】

「テロ対策特別措置法」がもたらすもの 水島朝穂

特集=“表現の自由”の探求――メディア判例研究会5周年記念企画

  表現の自由のインフラストラクチャー 浜田純一

  通信制度とグローバライゼーション 長谷部恭男

  デフォルトとしての「思想の自由市場」 山口いつ子

  法廷におけるカメラ取材の意義と限界 右崎正博

  芸術に対する国家の財政援助と表現の自由 阪口正二郎

  マス・メディアと名誉毀損・プライヴァシーの侵害 松井茂記

  ドイツ個人情報保護法とプレスの自由

   ――2001年改正をめぐって 鈴木秀美

  青少年保護と表現の自由

   ――「青少年有害社会環境対策基本法案」の検討 田島泰彦

  連載開始にあたって メディア判例研究会

  「メディア判例研究」連載記事一覧



小特集=法科大学院具体化の新局面――最終意見書以後の展開過程と日法協シンポ

  最近の法科大学院検討過程の問題点と今後の課題 宮澤節生

  プロフェッション・スクールとしての法科大学院――日弁連の考え 川端和治

  (資料)「法科大学院の教育内容・方法等に関する中間まとめ骨子(案)」

法科大学院の教育内容・方法等に関する研究会

  (資料)「島根大学・信州大学の法科大学院構想」



【論説等】

 幸福追求権と補償請求権〈国家と自由/憲法の可能性41〉 内野正幸

 民家法律部会憲法問題特別委員会〈3〉

 同時多発テロに対する「報復」攻撃 山形英郎



【B&Aレビュー】

 中山研一「判例変更と遡及処罰の問題

  ――岩教組事件第二次上告審判決を機に」●刑事法学の動き 米田秦邦

 甲斐道太郎=石田喜久夫=田中英司編『注釈 国際統一売買法1』 曽野裕夫



【労働判例研究】

 中途採用された労働者に対する職務遂行能力の不足や職務的確性の欠如を理由とする普通解雇の有効性――プラウドフットジャパン事件 山下 昇



【学界回顧】

 医事法/民事法関係 新美育文・小西知世



【最高裁新判例紹介】

 刑事関係――平成13年7月16日第3小法廷決定(わいせつ物公然陳列被告事件)



【史料の窓】

 A級戦犯容疑者の釈放と元閣僚裁判 日暮吉延





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