雑誌詳細:法律時報  2002.7

2002.7 通巻 920号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
担保・執行法制の課題/法制審議会要綱中間試案を読む
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
発刊年月
2002.06
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

法制審議会の担保・執行法制部会がまとめた「民法の担保法制および民事執行法制の見直しについて」の中間試案を素材に、生活者の視点から実務・理論の両面について広く問題を検討する。

【法律時評】

 瀋陽総領事館事件と国際法 阿部浩己

特集=担保・執行法制の課題/法制審議会要綱中間試案を読む

【座談会】

 担保・執行法制見直しの中間試案を読んで 山野目章夫・中村廉平・山岸 洋

【論考】

 中間試案の全体評価

    ――担保法制に関する緒論点の外観 田高寛貴

 短期賃貸借保護制度の見直しについて 工藤祐厳

 抵当権による収益管理制度と賃料債権への物上代位 古積健三郎

 法定担保の在り方

    ――留置権、不動産工事・保存の先取特権、

       雇人給料の先取特権を中心に 今尾 真

 根抵当権における確定の問題

    ――中間試案に関して 阿部耕一・大野正文

 労働債権の実体上・手続上の処遇の在り方 徳住堅治

 「中間試案」における手続法上の問題

    ――担保法制の見直しに関連して 梶山玉香



緊急特集=徹底批判「有事法制」

1戦時法体制の検討

 有事法制のねらい

    ――「日本有事」から「グローバル有事」への転換 渡辺 治

 安保体制の展開と「有事法制」 森 英樹

2論点別・法案の法的検討

 有事関連法案の何が問題なのか 山内敏弘

 自衛隊出動・展開のメカニズム 塚田哲之

 国会統制の後退と内閣総理大臣への権限集中 小沢隆一

 「武力攻撃事態」と地方自治 白藤博行

緊急企画=メディア関連法案の論点

 【座談会】個人情報保護法案の検討 藤井昭夫・三宅 弘・田島泰彦

 【座談会】人権擁護法案の検討 梓澤和幸・佐久間達哉・田島泰彦



【論説等】

 「文化戦争」と憲法理論(2)完

  ――アイデンティティの相克とアメリカ合衆国憲法解釈の新たな試み 志田陽子



【B&Aレビュー】

 柳沼八郎・若松芳也編著

 『新接見交通権の現代的課題――最高裁判決を超えて』 小田中聰樹



 社会を明るくする運動と司法参加



【史料の窓】

 政戦両略としての大本営政府連絡会議 佐藤元英





●新法令紹介

●文献月報・判例評釈

●メモランダム