雑誌詳細:法律時報  2002.10

2002.10 通巻 923号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
民事手続法のさらなる改革の動き―─法制審の審議状況と課題
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
未刊
発刊年月
2002.09
雑誌コード
08027
判型
B5判

内容紹介

司法制度改革審議会の「最終意見」を受けた法制審議会民事・人事訴訟法部会の民事訴訟手続改革を中間試案・審議状況を紹介するとともに、その展望や問題点を議論する。

【法律時評】

 法科大学院の命運を決めるのは大学自身の取り組みだ 宮澤節生

特集=民事手続法のさらなる改革の動き

――法制審の審議状況と課題

1座談会

 「人事訴訟手続法の見直し等に関する要綱中間試案をめぐって」

三木浩一・阿部 潤・伊東 眞・本間靖規

2論考

 審理の計画化と効率化(民事訴訟手続の改革1) 山田 文

 専門訴訟への対応(民事訴訟手続の改革2) 笠井正俊

 家庭裁判所への管轄移管(人事訴訟手続の改革1) 坂田 宏

 手続関与者と審理原則(人事訴訟手続の改革2) 徳田和幸

 〈資料〉人事訴訟手続法の見直し等に関する要綱中間試案



小特集=学術体制の再編と法学・政治学の将来方向

 総論的問題提起――法学・政治学研究者の将来 戒能通厚

 大学の再編と大学のコンセプト 広渡清吾

 法学・政治学分野の教育評価問題 松岡 博

 法学・政治学分野の研究評価の現状と問題点 西谷 敏

 法学・政治学の教育・研究体制──法学関係 伊藤 進

 法科大学院設置後における政治学の研究教育 村松岐夫



【論説等】

 余りにも微々たる改革

  ──裁判官人事評価在り方研究会報告に対する根源的な疑問 伊東武是

 署名と主体〈国家と自由/憲法学の可能性47〉 蟻川恒正



【B&Aレビュー】

 内田貴著『契約の時代――日本社会と契約法』●民法学のあゆみ 山本敬三

 五十嵐二葉著『刑事司法改革はじめの一歩』 守屋克彦



【修復的司法の動向】

 マーク・アンブライト「被害者・加害者調停のマクドナルド化および周縁化の回避」 RJ研究会/

緑川 徹



【世界のリーガルリサーチ教育はいま】

 ブリティッシュ・コロンビア大学におけるリーガルライティングとリサーチ教育 アニィ・ロチェット/

[翻訳]岩川直子



【民事判例研究】

 景観権と眺望権に関する一事例 岡本詔治



【労働判例研究】

 差別的採用拒否と不当労働行為の救済方法──中労委(青山会)事件 柳澤 旭



【史料の窓】

 東京牛込早稲田蘭疇医院定則 松下祐三



 ●新法令紹介

 ●文献月報・判例評釈

 ●メモランダム