雑誌詳細:こころの科学  (2000年11月号)

(2000年11月号) 通巻 94号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
子ども臨床の明日
清水將之 編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2000.10
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
138ページ

内容紹介

子どもの姿が見えない?無気力、学級崩壊、ひきこもりなど、子どもの危機が叫ばれて久しい。大人をあざ笑うかのように、子どもは日々新たな課題を突きつけてくる。新世紀を迎えるいま、あらためて子ども臨床を考える。

●巻頭に・・精神病者監護法100周年に思う 風祭 元



特別企画 子ども臨床の明日



子ども臨床を考える 清水將之

子どものこころを支えるために 村瀬嘉代子

児童青年精神医学がになうもの―21世紀への宿題 青木省三

新生児医療の光と影 中村 肇

乳幼児精神医学はどこまで進んだか 金子一史・本城秀次

発達障害の臨床における児童精神科医の役割

―外来以外の臨床を中心に 杉山登志郎

親はなぜわが子を叩くのか

―子ども虐待の背景にあるもの 椎名篤子

遊びと訓練―芸術家の子ども時代 千住真理子

青年を対象とする治療の組み立て 鈴木啓嗣

学校精神保健の現場で何ができるか 中坊伸子

児童相談所はどこへ向かうのか

―その可能性と限界 杉山信作

非行と広汎性発達障害 藤川洋子

「子どもの人権」再考 滝川一廣



●論説

大学生は何に悩んでいるか―青年期の拡散・稀薄化のなかで 齋藤憲司



●連載  シネマそしえて・2

趣味の同一は人を親密にさせるというけれど 『趣味の問題』 杉山光信

クリニカル・インターネット(5)インターネットにひそむ「悪」 高石浩一

逸脱の精神史(6)奇妙な食物 酒井明夫

レピッシュ思春期現象学(4)「おたく」のセクシュアリティについて・3 斎藤 環

時代が病むということ―無意識の構造と美術(8)集団心理学と形象 鈴木國文



●ほんとの対話

渡辺久子『母子臨床と世代間伝達』 吉田敬子

生活の発見会編『悩むあなたのままでいい』 北西憲二

フォイヤーシュタイン&ランド編『「このままでいい」なんていわないで!』 小笠 毅



●こころの現場から

子どもの仕事(子どもの臨床) 松岡素子・松岡洋一

あっけらかん(中学校) 赤田圭亮



伝言板