雑誌詳細:法学セミナー  2006.2

2006.2 通巻 614号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
判例学習5つの処方箋
定価:税込 1,026円(本体価格 933円)
在庫なし
発刊年月
2006.01
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
140ページ

内容紹介

判例教育の最大公約数的な学習の流れをさらい、事案整理・理解術、法的分析術、法的議論術、事実認定術、判例整理術の5つの処方箋で、学習のポイント(何を目的としてそのプロセスがあるのか)と、学習のコツやアイディア等を提供する。

[▼法学部生へのメッセージ]
法化社会と主体形成に向けて――金沢大学 前田達男

[▼法科大学院探訪]
駒澤大学法科大学院――教員と学生の「行学一如」
 青野博之教授・伊藤正義特任教授・小松良正教授・佐久間弘道教授に聞く

[特集] 判例学習5つの処方箋

イントロダクション 判例学習の基礎と展望
 ――法科大学院時代における「判例学修」への総論的な処方箋 川嶋四郎
1 事案整理・理解術 ――融資一体型変額保険に関する事例を素材に 角田美穂子
2 法的分析・展開術 ――通帳機械払いに関する最高裁判決を素材に 角田美穂子
3 法的議論・展開術 ――判例学習に活かす実務の想像力 森田 明
4 事実認定術 ――学習者のための事実認定に関する判例分析法 中川孝博
5 判例整理術 ――判例整理のための7つのステップ 門田 孝

特別企画=“沖縄密約訴訟”は何を問うのか

企画にあたって  田島泰彦
提訴の理由 西山太吉
座談会=沖縄密約訴訟が問いかけているもの
 我部政明・原 寿雄・藤森克美・田島泰彦[司会]

[ロー・ジャーナル]
二つの靖国参拝違憲訴訟――異なる判決をどうみるか 斉藤小百合

裁判員制度模擬裁判レポート 藤原拓人

[ロー・クラス]
リーガルクリニック情報公開――秘密との闘い、法を武器として(15)
 Eメールニュースレターで秘密主義と闘うアナリスト
 ――スティーブン・アフターグッド ローレンス・レペタ

判例にみる憲法実体論(11)
 表現の自由の一般法理(2) 井上典之

民法総則講義〔第2部 本論〕(33)
 第6章=意思表示(4)――錯誤(その2) 河上正二

クロススタディー物権法(11)
 共有物の分割請求 田高寛貴

セカンドステージ債権法(2)
 事情変更の原則・契約の相対的効力 野澤正充

家族法の歩き方(11)
 「親子」。をプロデュース 本山 敦

刑法総論で考える(11)
 違法性阻却の原理と事由――その1:正当行為 伊東研祐

ロースクール民事訴訟法(33)
 補助参加の参加的効力と訴訟告知 小林秀之

疑問解消 刑事訴訟法(2)
 行政警察活動と犯罪捜査 水谷規男

[最新判例演習室]
憲法■
 職務命令による君が代斉唱強制と良心に基づく外部的行為の自由 松田 浩
 ――福岡地判平17・4・26
行政法■
 立法不作為と国家賠償責任 下山憲治
 ――最大判2005・9・14
民法■
 船舶衝突により生じた損害賠償請求権の消滅時効の起算点 原田 剛
 ――最二小判平17・11・21
刑法■
 別居中の夫婦間における子の奪い合いと刑法の謙抑性 門田成人
 ――最二小決平17・12・6
商法■
 二重無権の抗弁 笹本幸祐  ――甲府地判平17・11・18
民事訴訟法■
 市議会会派に提出された調査研究報告書と文書提出義務の成否 川嶋四郎
 ――最一小決平17・11・10
刑事訴訟法■
 否認事件において有罪を基調とする弁護が行われた事例 徳永 光
 ――最三小決2005・11・29
労働法■
 営業譲渡における譲受人の不採用(一部排除)の違法性 本久洋一
 ――東京高判平17・7・13

[ライブラリー]

新刊ガイド

[ロー・フォーラム]

裁判と争点

法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング
――弁護士の業務改革に関連する一連のシンポに参加して 亀井尚也

[JPLS]Research■法科大学院生の学費負担軽減策 白木達也
法科大学院生レポート
司法修習生弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
判事補メモ
THE 検察官 LIFE
アシタデイイヤ