雑誌詳細:法学セミナー  2006.3

2006.3 通巻 615号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
最高裁判決2005──弁護士が語る
定価:税込 1,026円(本体価格 933円)
在庫なし
発刊年月
2006.02
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
148ページ

内容紹介

2005年に出された最高裁判決を訴訟を担当した弁護士が紹介。弁護士の目から見て事実はなんだったのか、何を思い訴訟に踏み切ったのか、どのような工夫で困難を克服していったのか。裁判のドラマをいきいきと再現する。

法学部生へのメッセージ]
「豊かな発信能力」の陶冶――大阪市立大学 阿部昌樹

[▼法科大学院探訪]
明治大学法科大学院――「考える力」を!
 伊藤進教授・青山善充教授に聞く

[特集]
最高裁判決2005 弁護士が語る

ストック・オプション税務訴訟 ――最三判2005・1・25 鳥飼重和
東京都管理職受験拒否事件訴訟 ――最大判2005・1・26 虎頭昭夫
接見国賠訴訟 ――最三判2005・4・19 定者吉人
関西医科大学研修医訴訟 ――最二判2005・6・3  岡崎守延
損害賠償額の中間利息控除訴訟 ――最三判2005・6・14 中村誠也+青野渉
消費者金融の取引履歴開示訴訟 ――最三判2005・7・19 井上 元 在
外邦人選挙権訴訟 ――最大判2005・9・14 古田啓昌
公務員の職務上の秘密文書提出命令訴訟 ――最三決2005・10・14 鳥毛美範

特別企画=いま再び脅かされる表現の自由
 ――「社会保険庁職員事件」訴訟
1 表現の自由・国交法と「社会保険庁職員事件」 奥平康弘
2 訴訟の現段階と争点 大久保史郎
3 追跡者の街──裁判傍聴から見えたこと 早稲田大学法学部 中島徹ゼミ

[ロー・ジャーナル]
憲法改正国民投票法案をめぐって 井口秀作

憲法理論研究会公開学術シンポジウム
 改憲をめぐる憲法論――現状と課題(1) なぜ日本国憲法か 杉原泰雄

刑務所の風景(11)
刑務官と受刑者の関係 ――名古屋刑務所事件を通して 浜井浩一

[ロー・クラス]
リーガルクリニック情報公開――秘密との闘い、法を武器として(16)
 アラスカ石油流出事故の真の被害を追及する大学教授
 ――リチャード・スタイナーローレンス・レペタ

判例にみる憲法実体論(12)
 表現の自由と名誉・プライバシー 井上典之

民法総則講義〔第2部 本論〕(34)
 第6章=意思表示(5)――詐欺・強迫 河上正二

クロススタディー物権法(12)
 通行地役権 田高寛貴

セカンドステージ債権法(3)
 契約締結上の過失・情報提供義務 野澤正充

家族法の歩き方(12)
 子は親を選べない 本山 敦

刑法総論で考える(12)
 違法性阻却の原理と事由――その2:被害者の同意 伊東研祐

ロースクール民事訴訟法(34) 独立当事者参加 小林秀之

疑問解消 刑事訴訟法(3)強制捜査と任意捜査 水谷規男

[最新判例演習室]
憲法■
 首相の靖国神社への参拝 井上禎男
 ――大阪高判2005・9・30
行政法■
 行政指導による産業廃棄物処分業の許可の留保と損害賠償 木原正雄
 ――大阪高判2004・5・28
民法■
 建物賃貸借契約における通常損耗補修特約の成否 丸山絵美子
 ――最二小判平17・12・16
刑法■
 「母体行責任」と背任  松宮孝明  ――大阪高判平17・4・28
商法■
 敵対的買収に対する事前防衛策としての新株予約権の発行 鳥山恭一
 ――東京高決2005・6・15
民事訴訟法■
 捜索差押許可状、捜索差押令状請求書と文書提出義務 和田吉弘
 ――最二小決平17・7・22
刑事訴訟法■
 公訴棄却判決・手続への関与と再起訴後の審理における除斥原因 正木祐史
 ――最一小決平17・8・30
労働法■
 入社前研修不参加を理由とする内定の取消し 小宮文人
 ――東京地判平17・1・28

[ライブラリー]
書評■早川武夫・椙山敬士著『法律英語の基礎知識 増補版』 近藤真
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング
 ――新司法試験に関する動向と日弁連主催シンポジウムの紹介
 石井邦尚

[JPLS]Research■法科大学院生の睡眠時間 白木達也
法科大学院生レポート
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
判事補メモ
司法修習生
研究する女
アシタデイイヤ

●年間総目次(2005年4月号~2006年3月号)