雑誌詳細:法学セミナー  2006.12

2006.12 通巻 624号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
要件事実論入門
定価:税込 1,026円(本体価格 933円)
在庫なし
発刊年月
2006.11
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
124ページ

内容紹介

法科大学院教育内容に取り込まれ注目を集める要件事実論。正確な理解をして勉強を進めないと民事法の理解にかえって混乱を招く危険が大きい。そんな要件事実論の本質的理解と、理想的な勉強法の指針を提供する。法科大学院生はもちろん、要件事実論に興味をもつすべての人のための入門解説。

[▼立志]
周縁からの眼差し 阿部浩己

[▼法科大学院探訪]
大阪市立大学法科大学院 ――粘り強くとことんやる大阪の法科大学院
  阿部昌樹教授・吉井敦子教授・島川勝教授
  神田洋一さん・高橋幸平さん(新司法試験合格者)に聞く

[ロー・ジャーナル]
死刑と無期懲役の間 ――近時の判例動向から 城下裕二

[特集]
要件事実論入門 要件事実論学習への誘い 植草宏一

入門講義 ――ある日の授業風景 太田秀夫
担保権から考える民法と要件事実 永石一郎
法科大学院における新たな民事法教育の視座 後藤巻則

[ロー・クラス]
二つの独裁国家の光景 ――ライプツィヒ・ブーヘンヴァルド・ベルリン 篠原敏雄
国際人権法ワールドレポート(5)武力紛争・緊急事態と国際人権法
――紛争下での人権保障 伊藤和子
開発法学への招待(3)
「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾 弘
法令読解心得帖
――法律学習はじめの一歩(2)法令のヒエラルヒー(階層性)
吉田利宏・いしかわまりこ
判例にみる憲法実体論(21)教育の自由・学習権と教育を受ける権利 井上典之
民法総則講義〔第2部 本論〕(43)第11章 時効(2)――取得時効 河上正二
クロススタディー物権法(21)共同抵当田高寛貴
セカンドステージ債権法(12)使用貸借・賃貸借(1)
――賃貸借の意義・成立 野澤正充
家族法の歩き方(21)分けられません、勝つまでは 本山敦
刑法総論で考える(21)未完成犯罪(未遂・予備・陰謀)
――その2:未遂犯II 伊東研祐
クロスワード会社法(3)メセナ 弥永真生
疑問解消 刑事訴訟法(12)訴因変更 水谷規男

[最新判例演習室]
憲法■
精神的疾患によって投票所に行くことが困難な者への選挙権の保障 多田一路
――最一小判2006・7・13
行政法■
条例制定と抗告訴訟の対象(処分性) 下山憲治
――最二小判2006・7・14
民法■
金融機関・建築業者の説明義務 高田淳
――最一小判平18・6・12
刑法■
覚せい剤輸入罪および所持罪における未必の故意の要件 本田稔
――千葉地判平17・7・19
商法■
不当利得返還請求権の利息請求権の利率 笹本幸祐
――岐阜地判平17・12・22
民事訴訟法■
報道関係者の取材源の秘密と証言拒絶権 川嶋四郎
――最三小決平18・10・3
刑事訴訟法■
年少者供述の信用性判断 正木祐史
――札幌地判平17・6・2
労働法■
時間外割増賃金は基本給に含むとの合意の効力 小宮文人

[ライブラリー]
書評■石川純治著『変わる社会、変わる会計――激動の時代をよむ』 岸田雅雄
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
人権を問う――人権救済活動の最前線から(9)
精神障害者は飛行機に乗れないの?
――航空機搭乗拒否人権救済申立事件 日弁連人権擁護委員会

裁判と争点
立法の話題
最新立法インフォメーション
司法改革ウォッチング
――新司法修習の開始と新しい法曹養成制度の検証 石井邦尚

[JPLS]Research] 関心のある司法改革分野は? 白木達也
法科大学院生レポート
司法修習生
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
判事補メモ