雑誌詳細:そだちの科学  (2004年10月号) 

(2004年10月号)  通巻 3号

  • 紙の書籍
4、10月(年2回)発売
[特集1]
そだちの遅れにどう向き合うか
編集人=滝川一廣・小林隆児・杉山登志郎・青木省三
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫僅少
発刊年月
2004.09
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
140ページ
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内容紹介

精神薄弱、精神遅滞、今でこそ知的障害と呼ばれるようになったが、かれらは国の障害者施策から長い間置き去りにされてきた。知的障害児のそだちだけを取り上げるのではなく、われわれが「いかに社会を開くか」が焦点とする。

●特集によせて



I=そだちの遅れをどうとらえるか

精神遅滞にもっと光を 田中康雄

遅れをもつ子のこころの世界 滝川一廣

そだちの「おくれ」の本質―固有の「暦」と「記憶術」を考える 村瀬 学



II=そだちの遅れと学び

知能検査で何がわかるのか 佐野竹彦

境界線知能―遅れと普通のあいだ 杉山登志郎

障害児の発達支援 宇佐川浩

障碍をもつ子どもと統合教育 津守眞

養護学校―子どもたちの「そだち」の現場から 鈴木彰典



III=そだちの遅れと生活支援

働く知的障害者と自立 小林隆児

地域作業所から 最首 悟

入所更生施設における生活支援の現状 安形健郎

グループホームから

―支援費制度の下での地域生活支援を中心に 伊藤勲

家庭から 岩本聖子

親である人たちと支援する人たちへ 黒川新二



IV=いかに社会を開いてゆくか

「生き直し」のための生活支援―ある施設のリポートと考察 佐藤幹夫

知的障害と犯罪の物語 浜田寿美男

知的・発達障害者をめぐる裁判の現場から

―三つの事件とこれからの福祉 副島洋明・佐藤幹夫

知的障害者施策について―共に働きくらす社会に向かって 斎藤縣三



ブックガイド・おくれに向き合う

『母よ嘆くなかれ』―パール・バック 滝川一廣

『理解のおくれの本質』―村瀬学 小林隆児

『はせがわくんきらいや』―長谷川集平 青木省三



●連載●

こんな男に誰がした―育てられのカガク

(3)母の日記 山登敬之

親と子がともに育つということ

(3)悩みつつ、育つ 大日向雅美

相談窓口から「そだち」をみる

(3)地域のサポートネットワーク―よりよく結び合うために 高野久美子

こんなとき、どうする―障害児を育てる親たちへ

(3)しつけ 海津敦子



編集ノート