雑誌詳細:そだちの科学  (2007年 4月号) 

(2007年 4月号)  通巻 8号

  • 紙の書籍
4、10月(年2回)発売
[特集1]
発達障害のいま
編集人=滝川一廣・小林隆児・杉山登志郎・青木省三
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫僅少
発刊年月
2007.03
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
142ページ
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内容紹介

発達障害者支援法によって、これまで対象となっていなかった知的な遅れのない発達障害にも支援を行うことが定められた。発達障害をめぐるパラダイムの変化、さらにその処遇をめぐる理想と現実とを、もう一度現場から見直してみたい。

●特集によせて



I=発達障害をめぐる理想と現実

発達障害のパラダイム転換 杉山登志郎

発達障害再考―診断と脳障害論をめぐって 滝川一廣

発達障碍ブームは「発達障碍」の理解を促したか 鯨岡 峻

いまなぜ関係性を通した発達支援なのか 小林隆児・大久保久美代

発達障害児支援のための連携 ―小児科医の視点から 石崎優子

早期発見・療育・支援とは何か? ―多数派と少数派の文化摩擦という視点 東條 惠

自閉症をとりまく状況はどう変わったのか 黒川新二

成人期の広汎性発達障害への援助 青木省三

重度・重複障害児への援助 村瀬嘉代子

TEACCH、わが国の現在 佐々木正美



II=新しい障害観と発達障害

特別支援教育の現状と展望―その光と影を追う 田中康雄

障害児と健常児を区別する意味 岡崎勝

特別支援教育と教育現場―行政サイドから 原 広治

養護学校の現在 土橋圭子・西脇雅彦



III=生活の場からみた知的障害・発達障害

知的障害者施設の発展と課題 田ヶ谷雅夫

知的障害者通所施設の現在 加藤啓一郎

就労支援の根本を問う ―システム全体の支援を構築するために 土師修司

知的障害をもつ自閉症―親の立場から 大屋 滋



ブックガイド・臨床からのまなざし

『小倉清著作集』――小倉清 小林隆児

『カイエ・ソバージュ』――中沢新一 杉山登志郎



●連載

親と子がともに育つということ

(8)少子化対策の二面性 ―柳沢厚労相発言が浮き彫りにしたもの 大日向雅美

こんな男に誰がした―育てられのカガク

  (7)象が欲しかった少女  山登敬之

相談窓口から「そだち」をみる

(8)子育て支援カウンセラー活動・その後

―保育者へのアンケート調査から  高野久美子



編集ノート