雑誌詳細:こころの科学  (2003年11月号)

(2003年11月号) 通巻 112号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
拒食と過食
青木省三=編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2003.10
旧ISBN
4-535-14012-X
ISBN
978-4-535-14012-7
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
126ページ

内容紹介

拒食・過食に代表される摂食障害は、その数が増加し、臨床的にも大きな問題となっている。摂食障害の病像の変化、社会文化的背景、さまざまな治療的アプローチを紹介・解説し、摂食障害を多角的、多面的にとらえる。

●巻頭に――マニフェスト? 岡崎祐士



特別企画

拒食と過食 青木省三・村上伸治=編



ダイエットを始めようとしたときに 青木省三

摂食障害の病像の変化 傳田健三

若者文化、ダイエットと摂食障害

―美の強迫と成熟の困難さのはざまで 山登敬之

拒食と過食の治療―身体に注目して 村上伸治

拒食・過食と家族 石井かやの・西園マーハ文

拒食と過食の行動療法

―体重にこだわった治療継続の必要性について 中川彰子・中谷江利子

拒食と過食の森田療法 久保田幹子・中村 敬

拒食と過食の内観療法 高口憲章  摂食障害の家族療法 大西 勝

拒食と過食のブリーフセラピー 濱田恭子

乳幼児期の摂食の問題

―飲んでくれない、食べてくれない赤ちゃんの心理発達を考える

手代木理子・氏家 武

ひきこもりと摂食障害 斎藤 環

摂食障害と自助グループ 生野照子



●論説

不登校問題への新しいアプローチ

―実践知を生かす臨床レシピ 小林正幸



●連載

スクリーン精神医学(10)老年痴呆―『電話で抱きしめて』 高橋祥友

鑑定医の事件簿(7)てんかんと犯罪―意識障害中に触法行為は可能か 風祭 元

人はなぜ芸能に魅せられるのか(14)立川流上方落語家 島田裕巳

カウンセリング原論(6)臨床に対抗するために 菅野泰蔵

子どものための小さな援助論(5)臨床家の仕事と専門的援助 鈴木啓嗣



●ほんとの対話

福島 章著『殺人という病』 風祭 元

大山ひとみ著『ぼくはセラピードッグ』 松岡素子



●こころの現場から

新教育課程一年生――(高等学校) 夏木 智

来なかった夏――(食の風景) 吉長三恵子



伝言板