雑誌詳細:こころの科学  (2004年 1月号)

(2004年 1月号) 通巻 113号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
カウンセリングと心理療法―その微妙な関係
飯森眞喜雄・宮川香織=編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2003.12
旧ISBN
4-535-14013-8
ISBN
978-4-535-14013-4
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
118ページ

内容紹介

カウンセリングと心理療法――患者さんにとって両者はどのように使い分けられているのか?いやそれより、専門家は両者をどう区別して臨床を行っているのか?これまで曖昧にされてきた両者の「微妙な関係」を語り尽くす。

●巻頭に――コミュニケーションの変容と社会 青木省三



特別企画

カウンセリングと心理療法

―その微妙な関係 飯森眞喜雄・宮川香織=編



診断と治療はともに進む

―そのときカウンセリングは 山下 格

なぜよくなったか、分からないということ

―物語学派の視点から 北山 修

どうするのが「精神科カウンセリング」なのか? 宮川香織

カウンセリングも精神療法も 増野 肇

心理士の心理療法と精神科医の心理療法 西村良二・浦島 創

精神科医と臨床心理士の協力という視点から 織田尚生

精神療法の広がりとカウンセリングとの重なり

―森田療法を起点として 塩路理恵子・中村 敬

カウンセリングと心理療法の見方さまざま 空井健三

“浅い”と“深い”を行き交う 弘中正美

本当の名前は何だろう? 森谷寛之

「カウンセリング/心理療法」の裏に潜むもの 高良 聖

「カウンセリング」という言葉の濫用

―精神分析家のぼやき 藤山直樹

探しものは何ですか?

―一開業医の視点から 中野善行

その現場からの呟き 大嶋正浩

「勘違いのコミュニケーション」を活かす 平島奈津子

専門家の壁!? 高石浩一

「カウンセリングもどき」のこと 春日武彦



●論説

悩みなき青年期をどう理解するか

―適応的な青年への援助的スタンス確立のために 杉原保史



●新連載

日常性の心理療法(1)生きる現実へのまなざし 大山泰宏



●連載

スクリーン精神医学(11)自閉症―『レインマン』 高橋祥友

子どものための小さな援助論(6)発達障害への援助を考える・1 鈴木啓嗣

鑑定医の事件簿(8)

隣人に銃殺された夫婦―統合失調症の異常体験による犯罪 風祭 元

カウンセリング原論(7)神は細部に宿る 菅野泰蔵



●ほんとの対話

佐藤幹夫著『ハンディキャップ論』 赤田圭亮

小笠 毅・佐藤 愛編著『学びの二人四脚』 中野 光



●こころの現場から

推薦入試――(高等学校) 夏木 智

自分の舌で味わい、判断する――(食の風景) 吉長三恵子



伝言板