雑誌詳細:こころの科学  (2005年 1月号)

(2005年 1月号) 通巻 119号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
不眠と睡眠の科学 
井上雄一=編
定価:税込 1,257円(本体価格 1,143円)
在庫なし
発刊年月
2004.12
旧ISBN
4-535-14019-7
ISBN
978-4-535-14019-6
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
136ページ

内容紹介

睡眠の問題に悩む人は国民の5人に1人。質のよい睡眠をとり、昼間の活動力をたかめることは、心身の健康を保つうえで重要である。「眠り」に悩む一般の方々に向け、不眠症を中心とする治療の実際をわかりやすく解説。

●巻頭に――精神医療と生きる喜び 青木省三



特別企画

不眠と睡眠の科学 井上雄一=編



(1)睡眠を科学する

睡眠医療はどこまで進んだか 内村直尚・松山誠一朗

日本人の眠りの特徴―疫学研究からわかったこと 土井由利子

子どもの眠り―小児期の発達と睡眠障害 大川匡子

女性と睡眠―性差と睡眠障害 香坂雅子

加齢と睡眠障害 佐藤浩徳

睡眠はどのようにして起こるか

―睡眠覚醒調節機構研究での最近の進歩 本多和樹

睡眠と記憶・学習 阿部又一郎・栗山健一・内山真

抑うつと不眠の関係 清水徹男



(2)睡眠障害の治療

不眠症治療の実際 伊藤洋

睡眠時無呼吸症候群

―精神生理機能に及ぼす影響 林田健一・井上雄一

過眠症の病態と治療 本多真

レストレスレッグ症候群 黒田健治

概日リズム睡眠障害―24時間社会の陥穽 粥川裕平

寝ぼけは病気か? 井上雄一・野村哲志



●論説

思春期と解離―『冬のソナタ』から考える 岩宮恵子

転換期の児童福祉臨床 秋山邦久



●連載

カウンセリング原論(13)言葉を磨くトレーニング 菅野泰蔵

鑑定医の事件簿(14)多数殺傷の重罪犯―死刑判決を受けた事例 風祭元

人格障害という「現象」(3)罪悪感を抱くということ 林直樹

日常性の心理療法(7)可能性の果てる地平から 大山泰宏

子どものための小さな援助論(12・終)

心理的援助のこれから―科学の相対性と心的外傷理論 鈴木啓嗣



●ほんとの対話

津川律子・遠藤裕乃著『初心者のための臨床心理学研究実践マニュアル』 黒沢幸子

バースキー&ハグランド著『間主観的アプローチ臨床入門』 森さち子

村瀬嘉代子・青木省三著『心理療法とは何か』 成田善弘



●こころの現場から

学校を評価するということ―――(高等学校) 夏木智

話しかけてやんなさいょ―――(食の風景) 吉長三恵子



伝言板