雑誌詳細:こころの科学  (2006年 5月号)

(2006年 5月号) 通巻 127号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
自傷行為 
林 直樹=編
定価:税込 1,362円(本体価格 1,238円)
在庫僅少
発刊年月
2006.04
旧ISBN
4-535-14027-8
ISBN
978-4-535-14027-1
雑誌コード
63955
判型
B5判
ページ数
142ページ
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内容紹介

自らの身体を意図的に傷つける行為=自傷行為は、現在不気味な増加傾向を見せている。これは当人に重大な問題が起きているサインであるが、対応が十分に確立しているとはいえず、広い視野から理解を深めていく必要がある。

●巻頭に――小・中学校教師のメンタルヘルス  宮岡 等



特別企画

自傷行為  林 直樹=編



●総 説

自傷行為―概念・疫学などの基本的事項  林直樹



●さまざまな現場における自傷行為

救急医療と自傷 伊藤敬雄

児童・思春期の自傷行為  横山史隆・市川宏伸

学校現場と自傷行為  伊藤亜矢子

大学生にみる自傷行為  山口亜希子



●精神障害と自傷行為

境界性パーソナリティ障害と自傷行為  井原 裕

統合失調症にみる自傷行為  仲谷 誠

気分障害と自傷行為―うつ病者が切るとき 馬渕麻由子・内海 健

非行・反社会的行動と自傷行為 松本俊彦



●対策・治療

自傷行為への対応・治療の基本 林 直樹

リストカット―ボーダーラインか解離性か? 岡野憲一郎

自傷の予後―自殺との関係 高橋祥友



●自傷と社会文化

自傷のサブカルチャー 小原圭司

自傷の文化史 石毛奈緒子



●論説 精神科薬物の「官能的評価」のすすめ 熊木徹夫

アレルギー・皮膚・雑感

―“肌”・“ふれること”をめぐって 境玲子・池澤善郎



●新連載

学び方の違う子どもたち(1)特別支援教育がはじまる 畠垣智恵



●連載

うつ病の真実(8)意識の誕生とうつ病の発生 野村総一郎

タイムマシン心理療法(7)サボテンのミキコ 黒沢幸子

人格障害という「現象」(11)

問題行動に対する家族の対応

―どのように援助できるのか? 林 直樹



●ほんとの対話

小泉英明著『脳は出会いで育つ』 加藤忠史

メダワー&ハードン著『暴走するクスリ?』 塚本千秋

芹沢一也著『ホラーハウス社会』 風野春樹



●こころの現場から

街の中の小さな福祉作業所――(養護学校) 鈴木彰典

研究委嘱――(小学校) 山際敏和



伝言板