雑誌詳細:からだの科学  (2006年 秋号)

(2006年 秋号) 通巻 251号

  • 紙の書籍
3,6,9,12月27日発売
[特集1]
認知症のすべて 
須貝佑一/編
定価:税込 1,885円(本体価格 1,714円)
在庫なし
発刊年月
2006.09
雑誌コード
02395
判型
B5判
ページ数
180ページ

内容紹介

平均寿命の延長にともない、認知症への関心はかつてないほど高まっている。年のせいと認知症は、どこがちがうのだろうか。認知症を超早期から診断する方法、治療薬の最新情報、予防へのさまざまな手だて、気になる認知症ケアの実際…。認知症のすべてが、これでわかる。

●PART.1 認知症とはなにか

認知症を知る――年のせいと認知症  須貝佑一

認知症は増えているか  宮永和夫

認知症をおこす病気  渡邊朋子・新井平伊

アルツハイマー病  品川俊一郎・繁田雅弘

脳血管性認知症  北村伸

認知症をともなうレビー小体病  小阪憲司

前頭側頭型認知症  鉾石和彦・田邉敬貴

プリオン病――感染する認知症  植村健吾・人見健文・下濱俊

アルコール依存と認知症  松下幸生・丸山勝也

うつ病と認知症  鳥居成夫・三村將

せん妄――痴呆とまぎらわしい病態  竹中星郎



●PART.2 認知症の診断

認知症の診断はどのように進めるか  須貝佑一

軽度認知障害とは――超早期からの診断  高山豊

アルツハイマー病の早期診断  佐村木美晴・山田正仁

もの忘れ外来  宇野正威

脳の画像診断でどこまでわかるか  百瀬敏光

認知症診断に使われる心理テスト,評価尺度  加藤伸司

診断結果――告げる側と告げられる側  浅野弘毅

認知症診断における神経病理の重要性  松下正明



●PART.3 認知症を治療する

アルツハイマー病の治療薬――その効用と限界  朝田隆

アルツハイマー病治療薬の開発状況  田平武

精神と行動の異常に対する薬物療法  深津亮・松木秀幸・森秀樹・岸泰宏

認知症の非薬物療法  水野裕



●PART.4 認知症を予防する

アルツハイマー病は予防できるか(1)予防薬の将来  田中稔久・武田雅俊

アルツハイマー病は予防できるか(2)生活習慣病の観点から  植木彰

アルツハイマー病は予防できるか(3)神経細胞新生の観点から  楯林義孝

アルツハイマー病は予防できるか(4)脳機能訓練の立場から  矢冨直美

アルツハイマー病は予防できるか(5)運動の立場から  加藤守匡・朝田隆・征矢英昭



●PART.5 認知症を介護する

認知症を自宅で介護する――在宅を支えるセーフティネット  吉野立

自宅以外で暮らす認知症の人のケア  永田久美子

認知症ケアを担う人たち  今井幸充・城戸裕子

認知症と介護保険――どう使いこなすか  福屋靖子

認知症と権利擁護  高村浩

国における認知症対策の現状と課題  渡辺由美子



◆編集後記◆ 石橋みゆき