雑誌詳細:法学セミナー  2007.5

2007.5 通巻 629号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
法学入門2007【問題解答編】
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫なし
発刊年月
2007.04
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
140ページ

内容紹介

「問題解答力」の獲得へ。法律学の問題に対していかに解答するのか、入門者が誰しも悩むこの壁を本特集を通じて乗り越えよう。法律学の論述問題に答える道筋が見えてくる。情熱と法律学習の作法を架橋する、4月号に続く法学入門第2弾。

[▼立志]
民衆の利益擁護 平山正剛
[▼法科大学院探訪]
新カリキュラムに位置づける到達目標の明確化
 ――中央大学法科大学院 大村雅彦教授・大貫裕之教授に聞く
[ロー・ジャーナル]
番組改編問題でNHKの責任を認めた高裁判決
 ――東京高裁2007年1月29日判決の検討 右崎正博
最高裁判決の補足意見の意義――小泉靖国参拝違憲訴訟最判2006・6・23
 滝井繁男補足意見を例にして 大川一夫
不動産取引と登記識別情報 川村兼司

ロースクールニュース
「模擬裁判・刑事」講座――実施の一事例として 赤根智子

[特集] 特集 法学入門2007
【問題解答編】
憲法学の問題
 ――投票価値の平等をめぐる問題 只野雅人(聞き手:日向寺司)
問題の解答例と解説 憲法
 ――投票価値の平等と参議院をめぐる問題 只野雅人
民法学の問題
 ――サブリースをめぐる問題 吉田克己(聞き手:馬場聡)
問題の解答例と解説 民法
 ――賃貸借契約上の特約と借地借家法をめぐる問題 吉田克己
刑法学の問題
 ――共謀共同正犯における主観と客観をめぐる問題 石塚伸一(聞き手:南口芙美)
問題の解答例と解説 刑法
 ――共謀共同正犯と傷害致死をめぐる問題 石塚伸一
法社会学の問題
 ――医療事故紛争をめぐる問題 和田仁孝(聞き手:神田知江美)
問題の解答例と解説 法社会学
 ――医療事故紛争をめぐる問題 和田仁孝

[ロー・クラス]
消費者団体訴訟とはどのようなものか 松本恒雄
外国人取締りによる人権侵害の状況
 ――なにかが変わってきている 山村淳平

法令読解心得帖
 ――法律学習はじめの一歩(5)特別法の正体をさぐる 吉田利宏・いしかわまりこ

開発法学への招待(8)
 「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾弘

人権の臨界
 ――路上の呼び声を聴く(2)「人間の尊厳」と憲法学の課題 笹沼弘志

判例にみる憲法実体論(26)団体とその構成員の権利衝突 井上典之

基礎トレーニング民法総則(2)民法典の歴史 中舎寛樹

セカンドステージ債権法(17)委任・寄託 野澤正充

刑法総論で考える(26)共犯論
 ――その3:共同正犯に関する諸問題・必要的共犯 伊東研祐

クロスワード会社法(8)ゴーイング・プライベート 弥永真生

疑問解消 刑事訴訟法(17)伝聞法則 水谷規男

[ライブラリー]
書評■川崎和代『障害をもつ人の参政権保障をもとめて』 小林武
書評■ダニエル・H・フット著『裁判と社会
  ――司法の「常識」再考』 小島武司
新刊ガイド

[最新判例演習室]
憲法
 ■放送番組「編集の自由」と取材対象者の「期待」保障  井上禎男
  ――東京高判2007・1・29
行政法
 ■裁決書不作成という瑕疵と取消事由該当性  下山憲治
  ――最一小判2006・10・5
民法
 ■契約締結前における下請業者の準備作業開始に対する施主の責任  丸山絵美子
  ――最二小判平18・9・4
刑法
 ■科学技術の開発・提供と幇助犯の成否 豊田兼彦
――京都地判平18・12・13
商法
■失念株分割による新株が売却された後の実質株主の権利 鳥山恭一
――最一小判2007・3・8
民事訴訟法
■留置権に基づく登録自動車の競売申立て 和田吉弘
――最二小決平18・10・27
刑事訴訟法
■裁判所構内における弁護人-被告人間の書類の授受 徳永光
――名古屋地判2007・1・26
労働法
■派遣先と派遣労働者との労働契約の成否 本久洋一
――高松高判平18・5・18

[ロー・フォーラム]
裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

人権を問う――人権救済活動の最前線から(14)
 ぼくたちの言葉を奪わないで
 ――ろう学校手話人権救済申立事件…日弁連人権擁護委員会

司法改革ウォッチング
 ■日本司法支援センター現場レポート/ テラス須崎法律事務所

法科大学院生レポート
司法修習生
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
[JPLS]Research
判事補メモ