雑誌詳細:法学セミナー  2007.9

2007.9 通巻 633号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
会社法 本質的理解と学習のすすめ
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫なし
発刊年月
2007.08
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
136ページ

内容紹介

新会社法施行から1年以上が経つ。この間、多くの事件が次々と起こり、市場がいかに新法を受け止めてきたかが注目される。現象の底流には、一体何があるのか、会社法制が立脚する理念、規範としての法典の理解を正面から考える。深い思考、広い視野からの理解を求める読者に、骨太の内容を提供する

[▼立志]
「人権の縮図」としての中学生時代 川人博
[▼法科大学院探訪]
 愛知大学法科大学院――躍進を支える実務家教員の情熱と「教育力」
  加藤克佳教授・榎本修教授・互敦史教授に聞く
[ロー・ジャーナル]
少年法改正をどう見るか 武内謙治

[特集] 会社法 本質的理解と学習のすすめ
総論――会社法の見方と学び方 上村達男
会社法の基本概念 尾崎安央
株式会社の区分立法と会社法の「区分解釈」 久保田安彦
定款自治とその限界 稲葉威雄
企業再編の自由は何をもたらすか 中東正文
会社法と金融商品取引法の交錯 河村賢治

[ロー・クラス]
連続対談:21世紀の国際社会と法―国際法の生きた姿を考える【新連載】
 国際法学への誘い 最上敏樹・大沼保昭

特別企画=第13回インターカレッジ民法討論会
第1部=民法学のダイナミックさを実感、学生も教員も「熱い」対抗討論会 森山浩江
第2部=出題の意図と解説潮見佳男
第3部=これが優勝ゼミの報告だ京都大学松岡久和ゼミ
第4部=白熱!教員討論
 金山直樹・潮見佳男・佐藤啓子・高嶌英弘・七戸克彦・松岡久和
 鹿野菜穂子・ 坂東俊矢・兒玉寛・森山浩江・若林三奈

法令読解心得帖
 ――法律学習はじめの一歩(9)法令パーツのトリビア 吉田利宏・いしかわまりこ

開発法学への招待(12)
 「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾弘

人権の臨界――路上の呼び声を聴く(6) 法の下の平等 笹沼弘志

判例にみる憲法実体論(30)[最終回]エピローグ
 ――裁判所による司法権の自己理解 井上典之

基礎トレーニング民法総則(6)法律行為の解釈 中舎寛樹

セカンドステージ債権法(21)債権の効力
 ――履行の強制 野澤正充

刑法総論で考える(30)
 [最終回]量刑論(続)と刑法の場所的適用 伊東研祐

クロスワード会社法(12)日本版パックマン・ディフェンス 弥永真生

疑問解消刑事訴訟法(21)事実認定 水谷規男

[最新判例演習室]
憲法
 ■「1人別枠方式」と「一票の格差」 井上禎男
   ――最大判2007・6・13
行政法
 ■偽名の非公開事由該当性 田村達久
   ――最三小判2007・5・29
民法
 ■出店阻止と不法行為の成否 原田昌和
   ――最三小判平19・3・20
刑法
 ■ATM盗撮と建造物侵入罪等の成否 豊田兼彦
   ――最一小決平19・7・2
商法
 ■買収防衛策である差別的行使条件付新株予約権
  無償割当て 鳥山恭一
   ――東京地決2007・6・28
民事訴訟法
 ■外国政府の承認と訴訟手続 和田吉弘
   ――最三小判平19・3・27
刑事訴訟法
 ■刑訴法321条3項・4項書面における「作成の真正」立証 正木祐史
   ――東京高判平18・6・13
労働法
 ■選択定年制における使用者の承認 小宮文人
   ――最一小判平19・1・18

[ライブラリー]
書評■初宿正典・辻村みよ子編『新解説世界憲法集』 大津浩
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
 人権を問う――人権救済活動の最前線から(18)
  全ての人に「学びの場」の保障を
  ――夜間中学人権救済申立事件 日弁連人権擁護委員

裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング
 ■日本司法支援センター現場レポート/法テラス下妻地域事務所

法科大学院生レポート
司法修習生
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
判事補メモ