雑誌詳細:法学セミナー  2008.1

2008.1 通巻 637号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
新司法試験短答式問題の心と技
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫あり
発刊年月
2007.12
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
136ページ
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内容紹介

法科大学院教員が、新司法試験短答式試験の中から「良問」をピックアップして、なぜ良問なのかを徹底分析。法律家になるために身に付けるべき基礎とは何かを理解して学習到達目標を確認。あわせて、新作練習問題を出題。法科大学院での日々の学習において、いかにして短答式試験にも対処しうる学び方をしていくのかについてのヒントを提示する。

[▼立志]
 学生から見た裁判所の激動 後藤 昭
[▼法科大学院探訪]
 地域全体で支える法曹養成──香川大学・愛媛大学連合法科大学院
   中山充教授・横山信二教授に聞く

[ロー・ジャーナル]
修復的司法には何ができるのか
 ──犯罪被害者の多様な感情とニーズを理解する 平山真理
ロースクールニュース
 ■九州沖縄四大学からの新司法試験に関する改革提言
  野田進・山中 至・緒方直人・高良鉄美

[特集] 新司法試験 短答式問題の心と技
短答式試験のあり方──短答式試験の心とは 加賀山 茂
憲法 門田 孝
行政法 春日 修
民法 加賀山 茂
商法 大和正史
民事訴訟法 我妻 学
刑法 本間一也
刑事訴訟法 渡辺 修

[ロー・クラス]
欠陥建物・最高裁判決とその意義──中古住宅を念頭に置いて 秋山靖浩

福岡事件と人とひと──福岡事件再審運動に取り組む学生たち 大場史朗

法科大学院考
 ■新60期司法修習生およびその指導弁護士に対するアンケートの結果と分析
  ──卒業生の実像から法科大学院教育を検証する 榎本修

都市型公設事務所の挑戦──弁護士を待つ人々の中へ【新連載】
 プロローグ──担う役割と新鮮な活力 丸島俊介

法令読解心得帖――法律学習はじめの一歩(13)
 法令の終期を考える 吉田利宏・いしかわまりこ

連続対談:21世紀の国際社会と法――国際法の生きた姿を考える(3)
 国際法の法的性質を探る──法社会学からの視点 棚瀬孝雄・大沼保昭

開発法学への招待(16)「法と開発」(Law and Development) の理論と実践 松尾 弘

人権の臨界──路上の呼び声を聴く(10)自由な社会のアポリア 笹沼弘志

基礎トレーニング民法総則(10)法律行為をする資格の欠落(その1) 中舎寛樹

セカンドステージ債権法(25)債務不履行による損害賠償(4)──受領遅滞 野澤正充

刑法各論で考える(4)個人法益に対する罪3
 ──身体に対する罪2(傷害罪・続) 伊東研祐

クロスワード会社法(16)信託型従業員持株インセンティブ・プラン 弥永真生

[最新判例演習室]
憲法
 ■「暴走族」による「集会」に対する規制と憲法第21条1項 井上禎男
  ──最三小判2007・9・18
行政法
 ■公訴提起の違法性と国家賠償責任 岡田正則
  ──名古屋高判2007・6・27
民法
 ■共有通路の分割請求の可否 原田昌和
  ──福岡高判平19・1・25
刑法
 ■刑罰法規の広範性と限定解釈 豊田兼彦
  ──最三小判平19・9・18
商法
 ■親会社グループに競業関係がある株主による帳簿等の閲覧・謄写請求 鳥山恭一
  ──東京地判2007・9・20
民事訴訟法
 ■本訴請求債権による反訴請求債権との相殺 和田吉弘
  ──大阪地判平18・7・7
刑事訴訟法
 ■捜査としてのエックス線検査 豊崎七絵
  ──大阪地判平18・9・13
労働法
 ■個人請負大工の労災保険法上の労働者性 本久洋一
  ──最一小判平19・6・28

[ライブラリー]
書評■奥平康弘著『憲法を生きる』 石川健治
書評■内藤正典・阪口正二郎編著『神の法 vs. 人の法』 川岸令和
新刊ガイド

[ロー・フォーラム]
人権を問う──人権救済活動の最前線から(22)
 非常勤職員にも「子育てをしながら働き続ける権利」を
 ――非常勤地方公務員育児休業取得人権救済申立事件
  日弁連人権擁護委員会

裁判と争点

立法の話題

最新立法インフォメーション

司法改革ウォッチング
■日本司法支援センター現場レポート/法テラス倉吉地域事務所

法科大学院生レポート
司法修習生
弁護士事件ファイル
司法書士の生活と意見
判事補メモ