雑誌詳細:法学セミナー  2008.5

2008.5 通巻 641号

  • 紙の書籍
毎月12日発売
[特集1]
憲法 人権論入門
定価:税込 1,047円(本体価格 952円)
在庫なし
発刊年月
2008.04
雑誌コード
08069
判型
B5判
ページ数
140ページ

内容紹介

人権とは一体何か。憲法の基礎がわかる! 人権論に絞り、理解の基礎・骨組みとなる重要事項を解説する。人権概念の生まれた歴史的経緯にまでさかのぼり、憲法の基礎を学ぶ。まず人権論の体系の全体像を見渡し、効果的学習をねらう。

■現代の人権 若年ワーキング・プアの実態 河添 誠
■立法と現場 改正貸金業法と多重債務問題のいま 坂東俊矢
■ロー・ジャーナル C型肝炎訴訟から学ぶべきこと
 ──繰り返される薬害訴訟の教訓と課題 米丸恒治
危険運転致死傷罪を適用できないとする司法判断は常識はずれか?
 ──福岡飲酒運転3児死亡事件の福岡地裁判決を契機に 北川佳世子
■法科大学院探訪
 未修者教育の成功── 一橋大学法科大学院
村岡啓一教授・後藤 昭教授に聞く

[特集] 憲法 人権論入門
1 憲法学と人権 南野 森
2 人権保障制約原理
公共の福祉論、超法規的制約事由  曽我部真裕
3 人権保障の実質化
二重の基準論  中林暁生
4 人権保障と市民社会
私人間効力  青井未帆
5 人権侵害の解決方法
明白かつ現在の危険  淺野博宣

[ロー・クラス]
[座談会]行政法判例の動向と学び方(上)
高橋 滋・石井 昇・大久保規子・友岡史仁・大橋真由美

自由と安全――憲法学から考える 石川裕一郎

都市型公設事務所の挑戦──弁護士を待つ人々の中へ(5)
消費者被害救済に動く新たなネットワーク 青木知己

現代司法書士論(2)第1部:不動産取引分野2
中間省略登記と新たな登記手法 小島勝彦

法令読解心得帖──法律学習はじめの一歩(17)
総則の歩き方 吉田利宏・いしかわまりこ

連続対談:21世紀の国際社会と法――国際法の生きた姿を考える(6)
国際法教育のありかた 青木節子・大沼保昭

人権の臨界──路上の呼び声を聴く(14)
個人の尊厳──権力と人権の変容 笹沼弘志

開発法学への招待(20)
「法と開発」(Law and Development)の理論と実践 松尾 弘

憲法 解釈論の応用と展開(2)
人権・基本的な考え方(2)自由と法律 宍戸常寿

行政法 事案解釈の作法(2)
毒物及び劇物の輸入業者の法的地位 大貫裕之・土田伸也

基礎トレーニング民法総則(14)
法律行為の要素の欠落(その3) 中舎寛樹

物権法講義(2)
第1章:物権の観念と民法物権編の見取り図(その2) 河上正二

セカンドステージ債権法(29)
詐害行為取消権(2)─要件(2)・効果(1) 野澤正充

刑法各論で考える(8)個人法益に対する罪7
──信用・業務(業務活動の自由)に対する罪 伊東研祐

クロスワード会社法(20)委任状勧誘合戦(proxy fight) 弥永真生

[最新判例演習室]
行政法 石井 昇
民法 原田昌和
商法 鳥山恭一
民事訴訟法 上田竹志
刑法 豊田兼彦
刑事訴訟法 徳永 光
労働法 道幸哲也

[ライブラリー]
書評■渋谷秀樹著『憲法』 井上典之
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