雑誌詳細:法律時報  2006.1

2006.1 通巻 965号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
ジェンダーの視座から法と政策を問い直す
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2005.12
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
144ページ

内容紹介

自民党の憲法改正案(24条)など、バックラッシュの動きが種々の形で現れてきている。ジェンダー・センシティブな視点を法や政策に導入・定着させていくために、多角的に法・政策分析と議論状況を分析する。

【法律時評】
自民党「新憲法草案」の「新」しさ 森 英樹

特集=ジェンダーの視座から法と政策を問い直す

憲法とジェンダー
――日本国憲法は性別をどのように考えているのか 君塚正臣
「積極的差別」・平等・普遍主義
――フランスにおけるポジティヴ・アクション政策の基礎づけ論をめぐって 山元 一
貧困とジェンダー
――母子世帯施策の動向と新展開 杉本貴代栄
労働世界における「男性規範」への挑戦
――間接性差別概念の意義 浅倉むつ子
リプロダクティブ・ライツとジェンダー 堀口悦子
国際人権とジェンダー 山下泰子
ジェンダーの視点からみた戦後の女性政策 大沢真知子
男女共同参画社会と自治体政策 大西祥世
ジェンダーの政治に賭けられているもの 岡野八代
「ジェンダー・フリー」をめぐるバックラッシュを読み解く 細谷 実

【取引法研究会レポート】
簡易生命保険契約における保険契約者の変更に関する諸問題 山下典孝

【B&Aレビュー】
日本弁護士連合会人権擁護委員会「付審判(準起訴)制度調査研究報告書」
●刑事法学の動き  米田泰邦

【民事判例研究】
相手方の言動に基づく契約締結と動機の錯誤について 岡田 愛

【特別刑法判例研究】
「薬物犯罪の犯罪行為により得た財産」(旧麻薬特例法2条3項)の意義 若尾岳志

【労働判例研究】
鉱山保安法による規制権限の不行使によるじん肺被害と国家賠償責任
――筑豊炭田(じん肺・国)事件 良永彌太郎

【最高裁新判例紹介】
刑事関係
――平成16年11月8日第三小法廷決定(収賄被告事件)
平成17年4月14日第一小法廷判決(傷害、強姦被告事件)
平成17年4月14日第一小法廷判決(監禁致傷、恐喝被告事件)
平成17年4月18日第一小法廷決定
(殺人、銃砲刀剣類所持等取締法違反、殺人未遂被告事件)
平成17年4月21日第二小法廷決定
(出入国管理及び難民認定法違反被告事件)

【史料の窓】
小川高之助の社会主義論 林 彰

新法令解説
文献月報・判例評釈
文献略語表と学会誌紹介
メモランダム