雑誌詳細:法律時報  2006.3

2006.3 通巻 967号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
刑罰思想の現在と課題――法定刑引き上げの意味するもの
定価:税込 1,466円(本体価格 1,333円)
在庫なし
発刊年月
2006.02
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
148ページ

内容紹介

2005年1月から施行された「法定刑の引き上げ」について、刑法の早期化、厳罰化などのこれまでの動きを総括し、これからの刑罰の在り方を模索する意味でも、刑罰思想に遡って多角的に検討する。

【法律時評】
憲法改正手続による「新憲法制定」の意味 ――国民投票法案によせて 浦田一郎

特集=刑罰思想の現在と課題 ――法定刑引き上げの意味するもの

企画の趣旨 高橋則夫
法定刑引き上げと刑罰論 松宮孝明
敵に対する刑法と刑罰論 川口浩一
量刑権力の説明責任 瀧川裕英
リバタリアニズムと刑罰論 森村進
共同体主義と刑罰論 高橋直哉
法定刑の引き上げとヘーゲルの刑罰論 松生建
社会学・社会心理学と刑罰論 松村良之
ジェンダーと刑罰論 斉藤豊治
修復的正義・修復的司法の構想と法定刑の理論的位置について 宿谷晃弘

【論説等】
共謀共同正犯に関する最高裁判例の新展開
――最高裁(一小)平成15・5・1決定の意義を中心にして 島 伸一
小田急大法廷判決の意義――応答的法と環境法の創出 斎藤 驍

【取引法研究会レポート】
ゴルフクラブの名称続用等を伴う事業譲渡と譲受会社による債務引受 渡邊博己

【B&Aレビュー】
山本和彦編『民事訴訟の過去・現在・未来』 菱田雄郷

【民事判例研究】
公共工事の前払金に関する信託契約の成否 星野豊

【特別刑法判例研究】
ストーカー行為の処罰とその合憲性 萩原滋

【労働判例研究】
過重労働による消化器系疾患の再発と業務上認定
――神戸東労基署長(ゴールドリングジャパン)事件 大場敏彦

【最高裁新判例紹介】
刑事関係
――平成16年12月10日第二小法廷判決(住居侵入、事後強盗、
      鉄砲刀剣類所持等取締法違反被告事件)
平成17年7月4日第二小法廷決定(殺人被告事件)

新法令解説
文献月報・判例評釈
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