雑誌詳細:法律時報  2007.03

2007.03 通巻 980号

  • 紙の書籍
毎月27日発売
[特集1]
雇用平等法制の新展開
定価:税込 1,572円(本体価格 1,429円)
在庫なし
発刊年月
2007.02
雑誌コード
08027
判型
B5判
ページ数
164ページ

内容紹介

間接差別概念の導入などを内容とする改正男女雇用機会均等法が2007年4月から施行される。本特集は、改正均等法に関する議論を端緒にしつつ、比較法的な研究も交え、今後の雇用平等法制のあり方に関わる論点を、広くかつ深く掘り下げて検討する。

【法律時評】
改正信託法の成立と信託法学の役割 新井誠

■特集=雇用平等法制の新展開

《座談会》
男女雇用機会均等法の論点――2006年改正を契機に
木下潮音・中野麻美・水町勇一郎・山川隆一、森戸英幸(司会)
男女雇用機会均等法の改正と今後の課題 小畑史子
差別の禁止の基礎にあるもの――アメリカ法における「平等」からの示唆 安部圭介
暗黙の差別と法――経済学的アプローチと心理学的アプローチ 飯田高
障害を理由とする差別 長谷川珠子
年齢差別 濱口桂一郎
性的指向を理由とする差別 森戸英幸
EUの雇用平等法制の展開 櫻庭涼子
混沌からの挑戦――アメリカ雇用平等法の可能性 笹沼朋子

【論説】
《連載(10)》代理の研究――法律行為研究会
代理権濫用と相手方保護範囲 平山也寸志

名張事件第七次再審請求に対する異議審決定について(上) 水谷規男

《学会レポート》
東アジア行政法学会第7回学術大会――新しい行政主体と損失補償 稲葉一将

【取引法研究会レポート】
民事代理と商事代理――商法504条試論 佐々木典子

【B&Aレビュー】
小林直樹著『平和憲法と共生六十年
――憲法第九条の総合的研究に向けて』 山内敏弘
小林武著『平和的生存権の弁証』 新井章

【特別刑法判例研究】
いわゆる差額関税を免れた輸入豚肉であることを知りながら、これを有償で取得した
食肉加工会社に対し、求刑を上回る罰金刑が科された事例 萩野貴史

【労働判例研究】
労働契約準備段階の過失とその責任 ――ユタカ精工事件 米津孝司

【最高裁新判例紹介】
刑事事件
――平成17年8月23日第二小法廷決定(検察官送致決定に対する特別抗告事件)
平成17年11月25日第二小法廷決定(裁判官がした証拠保全における押収の裁判に対する
準抗告の決定に対する特別抗告事件)
平成17年11月25日第二小法廷決定(ストーカー行為等の規則等に関する法律違反被告事件)
平成17年12月6日第二小法廷決定(未成年者略取被告事件)
平成17年12月13日第一小法廷決定(電磁的公正証書原本不実記録、同供用被告事件)
平成18年1月16日第一小法廷決定(廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反被告事件)
平成18年1月17日第三小法廷決定(建造物損壊被告事件)

【史料の窓】
日米開戦の最後通牒にかかわる第901号電 佐藤元英

新法令解説
文献月報・判例評釈
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