雑誌詳細:経済セミナー  2006.2・3

2006.2・3 通巻 613号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
特集1=踊り場を越えた日本経済<br>特集2=ケインズ『一般理論』刊行70周年
定価:税込 985円(本体価格 895円)
在庫なし
発刊年月
2006.02
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
114ページ

内容紹介

景気の踊り場を脱したといわれている日本経済。2006年日本経済の成長見通しはどうか。景気回復を持続してゆくための条件とは? いまの日本経済をどうみるのか。何が不安要因となるのか。構造改革の評価をどうみるか。必要な政策とは何なのか。

特集1=踊り場を越えた
「流動性の罠」からの脱出 河野龍太郎
量的緩和解除の見通しとその後の金融政策運営 宮尾龍蔵
石油価格の上昇は日本経済にどんな影響をもたらすか 小峰隆夫
回復に一喜一憂してよいのか 高橋伸彰

特集2=ケインズ『一般理論』刊行70周年
『一般理論』の余白
――ケインズを生かす途 間宮陽介
ケインズ研究50年
――今問われねばならないもの 伊東光晴
ケンブリッジ学派の中のケインズ 伊藤宣広

ゲーム理論今昔物語
柔軟で強かなゲーム理論へ 鈴木光男

連載

経済学で読み解く故事成語 洛
陽の紙価を貴む/画竜点睛を欠く 梶井厚志

日本経済の長期展望(11)
株価と実質国内総生産 幸村千佳良

経済英語 keyword
Accommodative Monetary Policy 上邦夫

データでみる身近な経済(5)
投票率を上げる方法 大橋 弘

平成経済政策論争(11)
長期停滞への最後の分水嶺
――マネーサプライ論争(2) 野口旭

大学では教えてくれない金融論(14)
日本の金融ビジネス、これからが本番 富樫直記

経済学大きい小さい(10)
量的緩和政策に経済効果はあったのか 原田 泰・権赫旭

実験ミクロ経済学(11)
外部性:コースの定理とその向う側 下村研一

リアル・オプションと不確実性(11)
リアル・オプションの経済的含意 南部鶴彦

実証的日本経済論入門(11)
「経営者支配」と株主利益の軽視(5)
銀行とコーポレート・ガバナンス 三輪芳朗+マーク・ラムザイヤー

財政危機下の地方財政改革(11)
三位一体改革の成果と地方財政改革のビジョン 小西砂千夫

エコノミストの読書日記
哲学者としてのマルクスの魅力 荒川章義

書評

評者/大来洋一
宮崎勇-著    『証言 戦後日本経済』

評者/宮川努
伊藤隆敏ほか-編    『ポスト平成不況の日本経済』

新刊書紹介

ECONの風景
変革者と保守主義者との衝突 伊藤元重

ECONO FORUM