雑誌詳細:経済セミナー  2006.7

2006.7 通巻 617号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
映画にみる「経済」
定価:税込 985円(本体価格 895円)
在庫なし
発刊年月
2006.06
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
110ページ

内容紹介

何気なく観ていた人情ドラマには、実は経済の問題がかくされていた!? ある映画の背景にひそむ経済問題や経済学の理論を、エコノミストならではの視点で綴る。読んでから映画を観てみると、経済が身近に感じられるようになっている、かも。

映画は時代を映し出す 小村智宏
リーダーシップとモチベーション 米倉誠一郎
「ゾンビ」が描き出す人間社会の脆弱性 星岳雄
セルフコントロールとコミットメント 和田良子
映画で観る戦後の日本経済の発展 原田泰
経済政策における裁量とルール 土居丈朗
介護保険制度とアルツハイマー病 岡本祐三

日本の映画産業論 原田泰

ガルブレイス追悼 中村達也

連載
経世家の思想と政策(4)
井上準之助――豪腕蔵相、金解禁に突進 香西泰

名著再訪
・20世紀日本の経済学編(4)
宇野弘蔵『経済原論』 小田中直樹

データでみる身近な経済(9)
産業政策としての貿易政策(1)
相殺関税の是非 大橋 弘

財政再建の選択肢(4)
間違いだらけの「財政赤字は問題ない」論議 矢野康治

歴史から学ぶ現代金融の考え方(4)
江戸時代の金融政策 吉本佳生

マクロ経済学入門(4)
何が生産性を決めるのか 細野薫

入門:都市と公共部門の経済学(4)
市場はなぜ好ましい結果をもたらすのか 中川雅之

ミクロ計量経済学入門(4)
労働供給の賃金弾性値の推定 北村行伸

新・公共選択理論(4)
シグナルとしての財政再建 小西秀樹

ケースで学ぼう 法と経済学(4)
構造計算偽造事件の損失は誰が負うべきか
――損害賠償法の経済分析 福井秀夫

書評

評者/武石恵美子
大沢真知子―著    『ワークライフバランス社会へ』

評者/松井彰彦
中島隆信―著    『障害者の経済学』

新刊書紹介

ECONの風景
自由貿易協定と食料確保 伊藤元重

ECONO FORUM