雑誌詳細:経済セミナー  2007.2・3

2007.2・3 通巻 624号

  • 紙の書籍
奇数月27日発売
[特集1]
生と死の経済学
定価:税込 985円(本体価格 895円)
在庫なし
発刊年月
2007.03
雑誌コード
03545
判型
B5判
ページ数
118ページ

内容紹介

本はついに死亡が出生を上回る人口減少社会に突入した。子どもを産みたくても産めない社会に対する不満や老後や死に対する不安が日本社会の雲行きを怪しくしている。生物としての人間の本源的テーマである生と死について、経済学的視点からアプローチする。

生と死を考える  中村尚司
歯止めの効かない人口減少がもたらす未来とは!?  山口三十四
少子化と働き方の改革
――出生率低下の経済学的意味  樋口美雄
生命の価値は測れるか  竹内憲司
経済の成熟化と死生観  広井良典
健康と社会経済格差  橋本英樹
変貌する終末期医療と介護  岡本祐三
経済学者は「死」とどう向き合ってきたか
――競争論再考  井上義朗

エドマンド・フェルプス教授の功績
――2006年度ノーベル経済学賞  竹田陽介

ムハマド・ユヌスとグラミン銀行のノーベル平和賞受賞に寄せて  黒崎卓

追悼ミルトン・フリードマン
――世界を変えた経済学者  清水啓典

連載

経世家の思想と政策(10)
大平正芳
――時代の扉に手をかけた哲人宰相  香西泰

名著再訪・20世紀日本の経済学編(11)
村上泰亮『反古典の政治経済学』  小田中直樹

財政再建の選択肢(11)
わが国の地方財政の見直し  矢野康治

歴史から学ぶ現代金融の考え方(11)
金融犯罪
――儲け話はなぜ信用できないのか  吉本佳生

バーチャル・ゼミナール
経済学の理論と思考の実習 ミクロ編(5)
ゼミ生による回答紹介:千両みかん
――価格評価と落語の落ち  山崎昭

実践のための行動経済学(6)
企業活動と行動経済学  多田洋介

マクロ経済学入門(11)
財政赤字の効率性と持続可能性  細野薫

入門:都市と公共部門の経済学(11)
どうやって政府を統制するのか?  中川雅之

新・公共選択理論(11)
地方分権  小西秀樹

書評

評者/小浜裕久
篠原三代平-著    『成長と循環で読み解く日本とアジア』

評者/高柳長直
ハリエット・フリードマン-著    『フード・レジーム』

新刊書紹介

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手帳と情報処理 伊藤元重

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