雑誌詳細:こころの科学  (2009年1月号)

(2009年1月号) 通巻 143号

  • 紙の書籍
偶数月17日発売
[特別企画]
精神科のくすり
下田和孝(獨協医科大学医学部精神神経科教授)
定価:税込 1,362円(本体価格 1,238円)
在庫僅少
発刊年月
2008.12
ISBN
978-4-535-14043-1
雑誌コード
63955
判型
B5
ページ数
150ページ
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内容紹介

様々な新薬が登場する一方、乱用やメーカーの功罪など社会との関係が問われている。向精神薬について本当に必要な情報を提供する。

巻頭に――大事なこと――岡崎祐士



特別企画 精神科のくすり                                           下田和孝=編





●精神科のくすりのはたらき方

抗うつ薬のはたらき方 中村 純

抗精神病薬のはたらき方 天神朋美・宮本聖也

抗不安薬のはたらき方 青木 崇・山田尚登

睡眠薬の使用法とそのはたらき 内山 真





●精神科のくすりと精神医療

精神科のくすりとのつきあい方 天野雄平・塩入俊樹

精神科のくすりの副作用 堀口 淳

精神病の新しいくすりの光と影 岩田仲生

精神科のくすりの開発 稲田 健・石郷岡純

精神科以外の医者と精神科のくすり 加治芳明・平田幸一

精神科のくすりの適応外使用 寺尾 岳・溝上義則・山下 瞳

くすりに依存しない治療 井原 裕

精神科の薬物治療アルゴリズム 大曽根彰・下田和孝

子どもの精神医療とくすり 阿部隆明



講演 脳と記憶とアルツハイマー病(前編) 岩田 誠



新連載

マインドマターズ(1)マインドマターズの概要とスクールマターズ 白井有美・崎川典子・岡田直大・針間博彦



連載

心理療法で何がおこっているのか(6)みる 桑原知子

臨床を支える言葉(11)拍子抜けの魔術 遠藤裕乃

児童精神医学フロントライン(10)「キレる」を科学する 根來秀樹

都市型臨床の時代(15)うつ病の反逆―「ふざけやがって、この野郎!」 井原 裕



ほんとの対話

藤川洋子『発達障害と少年非行』 榊原洋一

誤診・誤処方を受けた患者とその家族たち、笠陽一郎編著『精神科セカンドオピニオン』 神田橋條治

多賀茂、三脇康生編『医療環境を変える』 酒井明夫

フィンドリング他『児童青年期の双極性障害』+パポロス他『子どもの双極性障害』 加藤忠史

中根晃、牛島定信、村瀬嘉代子編『詳解 子どもと思春期の精神医学』 山家 均



こころの現場から

さまざまな人々――(女子少年院) 松田美智子

「こうなる前に……」と言うけれど――(児童養護施設) 内海新祐





伝言板

144号

特別企画=こころの悩みに強くなる