書籍詳細:リスク対応と金融法

神戸学院大学法学研究叢書21 リスク対応と金融法

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,720円(本体価格 5,200円)
在庫なし
発刊年月
2016.01
ISBN
978-4-535-05818-7
判型
A5判
ページ数
256ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

金融機関におけるリスク対応を中心として、金融法に関係する研究成果をまとめる。銀行法務等への貴重な示唆を含む労作。

目次

第一部 リスク対応と金融法

 1 民法典の百年と銀行法務――展望

 2 銀行法務の将来とリスク管理

 3 信義則上の義務

 4 金融危機と債権の流動化・証券化

 5 資産流動化・証券化スキームにおける真正譲渡と担保としての譲渡

 6 シンジケートローンにより融資を受けた会社の破綻とローンを組成した参

加金融機関に対するアレンジャーの不法行為責任--名古屋高判平23.4.14

 7 クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)――その利便性と危険性

 8 デリバティブ取引のカウンターパーティーリスク保全のための担保

(CSA)の過剰担保と担保提供者の保護



第二部 変化の萌芽とあるべき変化の方向

 1 貸金業法43条の無力化に向けて

 2 債務者を特定しない将来債権の譲渡と対抗要件

 3 延長型集合債権譲渡担保の可能性について

 4 延長型集合債権譲渡担保の展開

 5 貸金等根保証契約における保証債務の随伴性

 6 根企業担保の有用性

 7 保証契約類似の機能を有する損失補償契約の効力

 8 民法第404条の法定利息の強行法規性について