書籍詳細:うつの医療人類学

うつの医療人類学

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定価:税込 2,640円(本体価格 2,400円)
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在庫なし
発刊年月
2014.09(中旬刊)
ISBN
978-4-535-98412-7
判型
四六判
ページ数
240ページ
Cコード
C3047
ジャンル

内容紹介

うつ病が世界的な流行をみせている。この流行はなぜおきたのか。北米と比較しながら、日本の「うつ」の過去・現在・未来を透徹。

目次

序 章 うつと自殺の医療人類学

第1章 「意志的な死」を診断する――自殺の医療化とその攻防

第2章 気のやまい――前近代の鬱

第3章 「神経衰弱」盛衰史――「過労の病」はいかに「人格の病」へとスティグマ化されたか

第4章 「精神療法」と歴史的感受性――二〇世紀日本のうつ病

第5章 鬱、ジェンダー、回復1――男性と「諦観の哲学」

第6章 鬱、ジェンダー、回復2――女性はうつ病をどのように経験してきたか

第7章 「労働科学」の新たな展開ーー〝ストレスの病〟と脆弱性再考

第8章 自殺論――労働の病、レジリエンス、健康への意志

第9章 ローカル・サイエンス、グローバル・サイエンス

書評掲載案内

■2014年11月9日付『朝日新聞』19面/評者:内澤旬子(文筆家・挿画家)

■2014年12月20日付『図書新聞』10面/評者:小倉孝誠(フランス文学・文化史)

■2015年2月1日付『朝日新聞GLOBE』G-6面/評者:左古将規

■2015年2月8日付『毎日新聞』10面/評者:斎藤 環

■2015年2月25日『教育医事新聞』1面/著者インタビュー

■『科学史研究』2019年1月号 342頁/評者:山田理絵