書籍詳細:法実務からみた行政法

法実務からみた行政法 エッセイで解説する国法・自治体法

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,980円(本体価格 1,800円)
在庫なし
発刊年月
2014.08(下旬刊)
ISBN
978-4-535-52045-5
判型
四六判
ページ数
220ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

国で定められる法律と自治体の条例との関係、自治体での行政課題の解決について、わかりやすいエッセイでたどる。

目次

第1章 実践する自治体



 第1章を理解するための用語集

 第1節 自治体条例の先進性~住基法を変えた? 熊本市条例~

 第2節 「ユニーク条例」の法的「適格性」~「朝ごはん条例」って何だ~

 第3節 ネーミングライツと自治体~「名前、売ります」~

 第4節 地方分権第2ステージ~法令の「上書き権」~

 第5節 自治体の「まちづくり権」~日田市場外車券場訴訟~

 対話で補足 国法と自治体法1~条例の「♡」・独自財源の確保



第2章 法律と条令の間に



 第2章を理解するための用語集

 第1節 公告式条例と「公布」の性格~その公布方法正しい?~

 第2節 定額給付金と「自治体の事務」~自治事務と法定受託事務~

 第3節 行服法の改正と裁定的関与~分権おいてけぼりの改正議論~

 第4節 情報公開法と情報公開条例~法律・条例の陣地取りと領空侵犯~

 第5節 行政手続法と行政手続条例~法律の引き写しなんてするものか~

 対話で補足 国法と自治体法2~どうでもいいっていわせない! 公布方法や新旧対照表の形式~



第3章 自治体に何ができるか



 第3章を理解するための用語集

 第1節 執行機関としての教育委員会~誰が集める? 学校給食費~

 第2節 基本法と自治基本条例~法律(条例)になじまない法律(条例)~

 第3節 行政上の義務の履行確保~放置自転車対策の特効薬?~

 第4節 「空き家管理条例」と行政代執行法2条の解釈~したたかな自治体法務~

 第5節 法律の「空白域」と自治体条例

 対話で補足 国法と自治体法3~執行機関多元主義とヤマタノオロチ~



第4章 議会改革と地方分権



 第4章を理解するための用語集

 第1節 議会事務局の強化~改革は竜馬にまかせない~

 第2節 議会に附属機関は置けるのか?~東京電力福島原子力発電所事故調査委員会法の残したもの~

 第3節 岐路の立つオンブズマン~実績低下の背景にあるもの~

 第4節 任期付職員(弁護士)と自治体~蜜月はいつまで続くか~

 第5節 住民投票考~いっそ住民投票したら~

 対話で補足 国法と自治体法4~特定任期付職員をお呼びしました~



第5章 国法と自治体法



 第5章を理解するための用語集

 第1節 投票の方法~自書式と記号式の間~

 第2節 条例の地域的効果~「非実在青少年」って何だ~

 第3節 条例の守備範囲~条例に「できること」と「できないこと」~

 第4節 国の法制・自治体の法制~炭鉱のカナリアはゆく~

 対話で補足 国法と自治体法5~東日本大震災復興に向けて~

書評掲載案内

■2014年9月16日付『都政新報』(6面)評者/首都大学東京都市教養学部都市政策コース准教授:松井 望)