書籍詳細:神の素粒子ヒッグス

神の素粒子ヒッグス 究極の方程式はどう創られたか?

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  • 紙の書籍
定価:税込 1,760円(本体価格 1,600円)
在庫なし
発刊年月
2013.12(上旬刊)
ISBN
978-4-535-78725-4
判型
四六判
ページ数
192ページ
Cコード
C3042
ジャンル

内容紹介

2013年度ノーベル物理学賞につながるヒッグス粒子の発見。究極の方程式を丹念に読み解きながら、素粒子物理学の到達点を見すえる。

目次

第1章 ここまでわかった素粒子物理

1-1 はじめに「光あれ」(最古の素粒子)

1-2 電子は粒子か波か?(量子力学の誕生)

1-3 物質の根源を求めて(ハドロンとクォーク)

1-4 力を伝える粒子(弱い力が弱い理由)

1-5 標準理論の登場人物(物質と力と質量)



第2章 素粒子の標準理論への道のり

2-1 まずは言葉のレッスンから(オイラー-ラグランジュ方程式)

2-2 自然界の美しさを表現した数学者エミー・ネーター(対称性と保存則)

2-3 電気と磁気から生まれた光は,時間と空間を統一した(電磁気から相対論へ)

2-4 原子が安定なのは、電子が波だから(量子力学の完成)

2-5 自転する“点”と反物質の誕生(相対論と量子力学が合体)

2-6 都合悪いことを隠す洗練された手口(量子電磁力学)

2-7 隠れた美しさこそ真理(ゲージ対称性)

2-8 放射能の源が,電荷を持った“重い光”?(弱い力の理論)

2-9 光を生み出す美しい理論は,質量とは相性が悪い(ゲージ理論)



第3章 標準理論と質量の起源

3-1 見えない色は実在するか?(クォークモデルとカラー)

3-2 近づくと弱くなる“色の力”(強い力の量子色力学)

3-3 美しい統一理論はできた.だが質量はどこから?(電磁力と弱い力の統一)

3-4 パウリの質問の答え(BEH機構と電弱統一理論)

3-5 予言はすべて的中.だが“神の素粒子”はどこに?(標準理論の実験的検証)

3-6 質量の実体はエネルギーだった(ヒッグス粒子の発見とその意味)



第4章 究極の方程式を求めて

4-1 理解できたのは宇宙の5%(標準理論の限界)

(1)   理論が含むパラメータの数

(2)   アノマリーと素粒子の世代

(3)   電荷の量子化

(4)   重力

(5)   階層性問題

4-2 より美しい対称性へ(力の大統一)

4-3 究極の対称性か?(超対称性)

4-4 宇宙の始まりを語る言葉(究極の理論)



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