書籍詳細:国家と自由・再論

国家と自由・再論

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  • 紙の書籍
定価:税込 6,050円(本体価格 5,500円)
在庫なし
発刊年月
2012.03
ISBN
978-4-535-51857-5
判型
A5判
ページ数
388ページ
Cコード
C3032
ジャンル

内容紹介

2004年に刊行した『国家と自由──憲法学の可能性』に執筆した18人が、8年間の問題意識を発展させた論稿を展開。

目次

学説の「一貫」と「転換」…………樋口陽一

──「学説と環境」再論



憲法解釈学における「論議の蓄積志向」…………石川健治

──『憲法上の権利』への招待



<<デモスの国民国家>>とアイデンティティー…………山元 一

──フランスの場合



政治的憲法論の歴史的条件…………愛敬浩二

──現代イギリス憲法学における立憲主義と民主主義・再訪



法心理学の一側面…………内野正幸



ロールズ『正義論』におけるOP曲線の意味…………亀本 洋



国家の軍事機能の「民営化」と民間軍事会社…………水島朝穂



「思想・良心の自由」と「信教の自由」…………渡辺康行

──判例法理の比較検討から



社会的排除の構造と形式的平等論の新たな理論的可能性…………西原博史



リプロダクティヴ・ライツと国家の関与…………辻村みよ子



パリテ・再論…………糠塚康江



比較の中の三段階審査・比例原則…………阪口正二郎



合憲限定解釈と適用違憲…………蟻川恒正



裁判官の良心・再訪…………長谷部恭男



政治機構とテクストの余白…………只野雅人

──「巧妙な体制の変更」をめぐって



行政権民主化論の諸相…………毛利 透



市民社会・国家・政党のトライアド…………高見勝利

──「カルテル政党」と「ベンチャー企業型政党」の出現



「憲法と政党」再訪………… 森 英樹