書籍詳細:王妃たちの朝鮮王朝

王妃たちの朝鮮王朝

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  • 紙の書籍
定価:税込 5,060円(本体価格 4,600円)
在庫なし
発刊年月
2010.09
ISBN
978-4-535-58582-9
判型
A5判
ページ数
436ページ
Cコード
C3022
ジャンル

内容紹介

朝鮮国王27代の王妃たちをほぼ網羅してその生涯を気鋭の女性史家が描く。抑圧的な儒教体制に抗して生きた王妃たちの恨(ハン)の物語。

目次

第1部 国政から排除される王妃たち

 1  朝鮮最初の王妃は誰か/神徳王后・康氏

 2  国母の座が私にとっていったい何の足しになると言うのか/元敬王后・閔氏

 3  夫は聖君、しかし生涯を涙と溜息で終えた/昭憲王后・沈氏

 4  死後五〇年目にして安らかに眠る/顕徳王后・権氏



第2部 体系化される儒教的女性観

 5  女性として初めて国政を治める/貞熹王后・尹氏

 6  朝鮮初の儒教的女性教養書を編纂する/昭恵王后・韓氏

 7  魔女裁判の初めての犠牲者/斉献王后・尹氏(廃妃)

 8  逆賊の家門であるから王妃に冊封できない/端敬王后・慎氏

 9  私は朝鮮の君主だ/文定王后・尹氏



第3部 政争の中の王妃たち

 10 政治の新しい波=士林の時代を開く/仁順王后・沈氏

 11 私は見せかけだけの観音菩薩/懿仁王后・朴氏

 12 我が家の禍がここから始まる/仁穆王后・金氏

 13 来世は絶対に王室の夫人に生まれないようにして下さい/廃妃柳氏

 14 危険なことと恐ろしいことを常に考えるべきです/仁烈王后・韓氏

 15 息子と嫁が死んだとき、私の喪服は……/荘烈王后・趙氏

 16 朝鮮は新しい時代に進まねばならない/昭顕世子嬪・姜氏

 17 朝鮮最大の課題は清の征伐だ/仁宣王后・張氏

 18 女人禁制の場で痛哭する/明聖王后・金氏

 19 セリは四季、アブラナは一季節だけ/仁顕王后・閔氏

 20 英祖の永遠の後見者/仁元王后・金氏

 21 実家の弁明のために文章を書く/献敬王后・洪氏



第4部 国政を主導する王妃たち

 22 政権維持のために天主教徒を虐殺する/貞純王后・金氏

 23 王妃の家門による政治時代を開く/純元王后・金氏

 24 私の死は朝鮮の死だった/明成皇后・閔氏

 25 明成皇后・閔氏以降の王妃たち