書籍詳細:法の科学 第40号

シリーズ:法の科学

法の科学 第40号 改憲論批判と民主主義法学

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  • 民主主義科学者協会法律部会
  • 紙の書籍
定価:税込 2,860円(本体価格 2,600円)
在庫なし
発刊年月
2009.09
ISBN
978-4-535-05040-2
判型
A5判
ページ数
232ページ
Cコード
C3332
ジャンル

内容紹介

特集「改憲論批判と民主主義法学」のほか、契約的手法の両義性、藤田勇著を読む、法教育、リスク社会と法、フランチャイズの問題などを掲載。

目次

巻頭言 『法の科学』40号と21世紀世界/瀬川信久



シンポジウム=改憲論批判と民主主義法学



改憲論批判と民主主義法学――企画趣旨の説明/愛敬浩二

安倍、福田政権崩壊による改憲論の新段階と民主主義法学の課題/渡辺 治

「潰憲型地方分権改革」と立憲地方自治/白藤博行

改憲問題の刑事法的側面/斉藤豊治

改憲動向下の民主主義および民主主義論――民主的実践の過少と民主主義論の過剰/中村浩爾



コロキウム1=契約的手法の両義性



契約的手法の両義性――『公法・私法協働論』との関連で(企画趣旨説明)/神戸秀彦

企業年金契約は「契約」か「制度」か?――「市民法論」と内田・制度的契約論との関係/川角由和・神戸秀彦

措置から契約へ――社会福祉と契約/秋元美世

契約的手法による『公法』の組み替え――まちづくり法の領域から/小川祐之

労働法規の私法的効力否定論の妥当性――「労働市場法」論の問題点/根本 到



コロキウム2=藤田勇『自由・民主主義と社会主義1917-1991』を読む



藤田勇『自由・民主主義と社会主義1917-1991』を読む試みとわたしたち――企画趣旨説明に代えて/新倉 修

藤田の「社会主義史第2段階」と「東欧史」――東欧の改革運動を中心に/佐藤史人

藤田の社会主義史3段階把握について/広渡清吾

社会主義とジェンダー――藤田勇『自由・民主主義と社会主義1917-1991』を手がかりに/三成美保



ミニ・シンポジウム1=法教育



法教育論の現状と課題/渡邊 弘

法教育の現状と課題を探る――教育現場からの報告/吉田俊弘

義務教育における憲法価値・原理の教育/成嶋 隆



ミニ・シンポジウム2=リスク社会と法



リスクの制御と行政法/下山憲治

民事法分野――リスク規制と不法行為法学/増田栄作

刑法とリスク/金 尚均



ミニ・シンポジウム3=フランチャイズをめぐる諸問題



フランチャイズ業界と法整備の最新動向/植田忠義

フランチャイズ契約締結交渉時における売上収益予測問題/木村義和

FC本部と加盟店の利益配分をめぐる問題――加盟店のgoodwillへの着目/長谷河亜希子



海外動向:イギリス――ホールデン社会主義法律家協会/新倉 修

研究ノート:経済危機と政府の対応/大島和夫

書評:和田肇著『人権保障と労働法』/山川和義