書籍詳細:宇宙論(1)

現代の天文学2 宇宙論(1) 宇宙のはじまり

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  • 紙の書籍
定価:税込 2,310円(本体価格 2,100円)
在庫なし
発刊年月
2008.01
ISBN
978-4-535-60722-4
判型
A5判
ページ数
256ページ
Cコード
C3344
ジャンル

内容紹介

ビッグバン直後はどのような状態だったのか。インフレーションはどうして起きたのか。最新の宇宙論から、宇宙の開闢を読み解く。

※2012年6月に本書の第2版を刊行予定です。進展著しい「インフレーション宇宙論」について、全面改訂を行います。

目次

第1章 宇宙論入門

1.1 現代宇宙論の歴史

1.2 宇宙の階層構造

1.3 宇宙の物質史

第2章 相対論的宇宙論

2.1 一様等方宇宙モデル

2.2 フリードマン方程式の解の振る舞い

2.3 宇宙論的赤方偏移

2.4 宇宙論パラメータ

2.5 距離-赤方偏移関係

2.6 宇宙論的地平線

2.7 地平線問題

2.8 平坦性問題

第3章 宇宙の熱史

3.1 膨張宇宙における物質と輻射の進化

3.2 クォーク-ハドロン相転移

3.3 平衡条件と宇宙の温度

3.4 膨張宇宙における粒子数の発展方程式

3.5 対消滅の凍結による粒子数密度の決定

3.6 脱結合後の分布

3.7 ニュートリノの脱結合

3.8 軽元素合成

3.9 宇宙の晴れ上がり

第4章 ビッグバン元素合成

4.1 軽元素の基礎

4.2 軽元素の観測

4.3 標準ビッグバン元素合成とバリオン数

4.4 ビッグバン元素合成とレプトン数

4.5 ビッグバン元素合成とニュートリノ世代数

4.6 非一様な元素合成

第5章 素粒子理論と宇宙初期

5.1 素粒子の標準モデル

5.2 超対称性理論

5.3 大統一理論

5.4 位相的欠陥

5.5 バリオン数生成

5.6 ダークマター

5.7 ダークエネルギー

第6章 インフレーション

6.1 歴史的背景

6.2 地平線問題・平坦性問題の解決

6.3 スカラー場のダイナミクス

6.4 インフレーションのモデル

6.5 宇宙の再加熱

6.6 古典的量子ゆらぎの生成

6.7 線形密度ゆらぎのゲージ不変な解析

6.8 ゆらぎの発展方程式と長波長解

6.9 ゆらぎの発展・保存量

6.10 インフレーション宇宙における曲率ゆらぎの生成と発展

第7章 量子重力と量子宇宙論

7.1 特異点定理と量子重力の必要性

7.2 トンネル波動関数と無境界条件仮説

7.3 超弦理論と高次元宇宙論

7.4 ブレーン宇宙論