数学セミナー 編集部ブログ 今月の最新記事

●「エレガントな解答をもとむ」出題

2024年4月号の出題(濵中裕明,小関健太)を下記のページにも掲載しています.
https://www.web-nippyo.jp/elegant/
解答はウェブフォームからも投稿可能です.奮ってご応募ください(2024年4月8日締切)

数学セミナー2024年4月号好評発売中

特集◎数学とのつきあい方2024

数学とのつきあい方は人それぞれ.さまざまな仕方で数学と暮らしている人々から,数学と楽しく健康的に付き合う秘訣を学びます.

[鼎談] 数学を学ぶこと,伝えること
   ◎藤田博司+川井 新+静間荘司

実験数学者の放浪の記◎秋山茂樹

数学とのつきあい/ことばの研究者として◎田中久美子

[座談会] 数学との日々,未来へ/学生たちの数学とのつきあい方
   ◎小林光木+中村咲太+飛田綾也+山下直斗

趣味で数学をたのしむ/面白い数式・図形問題を作る
   ◎ポテト一郎

民間企業研究者と応用数理の関わり◎山﨑雅史

数学書の編集者/読む側から作る側へ◎久米大郎

数学からクイズへ◎鶴崎修功

【新連載】
場の量子論の数学をめぐって
/場の量子論とはなにか◎立川裕二

【新連載】
数理 meets 情報科学――DX時代の数理研究

  /数学と情報のインタラクションで創る未来の社会◎坂上貴之

【新連載】
集合論の雑学――無限についてのおはなし

  順序数とはなにか?/「長い」数学的帰納法と再帰的定義◎池上大祐

【新連載】
目と手でつかむモジュライ空間――幾何学たちの交差点

  /円板に描く3角形のモジュライ空間◎田所勇樹

【新連載】
輪ゴムで楽しむテンセグリティ
/1◎藤田 伸

【新連載】
あやとりの楽しみ
/あやとりの基礎知識◎長谷川 浩

数学セミナー2024年3月号

特集◎防災数学――防災を広く捉え,災いから未来を紡ぐ

防災数学とは「(天災に限らない)災いを防ぐ」という意味の「防災」を意識して数学すること.この新しい視点から種々の分野を眺めよう.

災いを未然に防ぐ,災いから未来を紡ぐ◎矢崎成俊

地震動と免震構造/防災数学への期待◎小林正人

数式たちは防災している!?/数理モデリング,
 力学系理論の観点からの防災数学◎市田 優

安全と数学◎桑名一徳

消火の科学/効果的な消火器ノズルの振り方は?
   ◎鳥飼宏之

数理モデルで温暖化を思考する◎陰山真矢

ネットワーク上でのパターン発生の機構◎小林俊介

防災の窓から大規模言語モデルの将来を眺めてみる
   ◎中島隆夫

災いにおかれたヒトの心を読み解く/
 情動とコミュニケーションの脳神経科学◎小野弓絵

防災の言語学◎広瀬友紀

防災数学で社会の状況を評価する◎宮城島 要

バイオマテリアルと防災数学/ペースト状人工骨を例にして
   ◎相澤 守

NOTE/講評と解説◎ZZZ

数学と物理を行き来する/
エリオット・リーブ氏2023年京都賞受賞記念インタビュー

  ◎ききて:田崎晴明

12個の連想ゲーム/2023年度の表紙を振り返って◎新庄玲子

数学セミナー2024年2月号

特集◎エルゴードってなんだろう

数学的な文章を読んでいるとしばしば現れる不思議な言葉「エルゴード」.その意味から起源,数学での具体的な登場例までを解説.

エルゴード理論の門前まで◎原 啓介

群作用とエルゴード理論◎木田良才

数論とエルゴード理論◎金子 元

エルゴード理論とフラクタル◎釜江哲朗

カオスについて◎山田道夫

そもそも「エルゴード」って◎森 真

三角形に関するある操作と相似三角形の出現/NOTE欄のその後
  ◎中 洋貴+藤田岳彦

数学セミナー2024年1月号

特集◎多項式をどう見るか

中学高校から親しむ多項式だが,その定義やそれを扱う動機は何か,考えてみると案外難しいもの.そんな多項式について探求する.

多項式とは何か? 多項式を用いて何をするか?◎浪川幸彦

多項式が表す図形◎髙橋篤史

多項式と体の拡大◎山﨑愛一

多項式近似について/実解析・複素解析・関数解析の視点から
  ◎新井仁之

計算機における多項式の扱われ方/数学的アルゴリズムからAIまで
  ◎穴井宏和+横山和弘

多項式という言葉の意味するもの/中高生は多項式をどのように習っているか
  ◎宇野勝博

結び目理論の新展開/結び目解消数1の交代結び目について
  ◎金信泰造+塚本達也

数学セミナー2023年12月号

特集◎仲間たちと数学を

数学はひとりでするものと思われがちだが,仲間と数学を語ったり助け合ったりすることの意義は大きい.その実践の具体例を紹介.

仲間と数学を/自主ゼミを中心に◎斎藤新悟+近藤宏樹

数「物」セミナー/spmにようこそ!◎工藤祥太郎

心を開いて/異分野協働のひとつの在り方◎相川勇輔

仲間と雑談し,没頭する◎矢崎成俊

「のんびり(Non-Biri)数学研究会」について/
   社会人の数学勉強会として◎のんびり数学研究会

NPO法人数学カフェの取り組み◎根上 春

【鼎談】数理と意識研究が交わる最先端
   ◎小澤正直+西郷甲矢人+土谷尚嗣

京都大学ガロア祭/問題と解説◎窪田陽介

数学セミナー2023年11月号

特集◎多様体の質問箱

一歩進んだ幾何学の舞台「多様体」.基本的ながら初学者には難しいこの概念に関する12の素朴な疑問に,研究者が答えます.

多様体という概念はどのように生まれたか◎西川青季

局所座標としてユークリッド空間を考えるのはなぜ◎高倉 樹

接空間とはなにか◎三松佳彦

多様体におけるハウスドルフ性とは◎坪井 俊

沈め込みやはめ込みとは◎小森洋平

部分多様体の定義はなぜ複雑か◎野澤 啓

多様体の境界を考える理由◎逆井卓也

位相多様体と微分多様体の関係は◎佐藤 肇

次元によって多様体論に個性はあるか◎大槻知忠

代数多様体は多様体か?◎楫 元

多様体は物理学でどう使われるか◎立川裕二

多様体は他分野にどう応用されるか◎藤原彰夫

NOTE/講評と解説◎ZZZ

第64回国際数学オリンピック・日本大会/問題と解説◎村上聡梧

数学セミナー2023年10月号

特集◎あの頃に出会った定理佐藤幹夫と数学

2023年1月に逝去された数学者・佐藤幹夫氏.「独創的」と言われるその数学について,氏とゆかりのある著者たちが魅力を語る.

【再録】佐藤幹夫 数学を語る/超函数から超局所解析まで
   ◎柏原正樹

【再録】佐藤幹夫 数学を語る/超函数から超局所解析まで
   ◎三輪哲二

佐藤超関数◎森本光生

佐藤幹夫先生の思い出/超局所解析創設の頃を中心に
   ◎竹井義次

佐藤幹夫先生の思い出/超局所解析創設の頃を中心に
   ◎河合隆裕

佐藤幹夫さんのこと◎青本和彦

概均質ベクトル空間◎木村達雄

佐藤幹夫先生と数理物理学/ホロノミック量子場をめぐって
   ◎神保道夫

ソリトン方程式とKP階層の佐藤理論◎野海正俊

落ちこぼれ蛙が仰ぎ見た佐藤先生◎金子 晃

佐藤-テイト予想◎難波完爾

数学セミナー2023年9月号

特集◎あの頃に出会った定理

数学研究者にはそれぞれに思い入れのある定理がある.研究者たちが若き自分に強い印象を与えた定理を一つ選び,その魅力を語る.

群論との出会い/準同型定理の思い出◎松本ディオゴけんじ

名もなき定理/極限の定義を学ぶ前に◎田中 心

ジョルダンの閉曲線定理の思い出◎横山啓太

直感の働かない世界を見る/テーラー展開とThorema egregium
   ◎栄 伸一郎

マルコフの木◎松坂俊輝

多様体上の1の分割の存在定理/大域と局所の結節点
   ◎野坂武史

ビュフォンの針/プラタナスの木からエルゴード性を想う
   ◎鎌谷研吾

被覆定理◎森 迪也

シャールの定理◎永井保成

不動点定理を巡って◎伊藤由佳理

ガウス-ボネの定理と均質化法/近くからと遠くから見る
   ◎正宗 淳 35

非決定性有限オートマトン◎岩間一雄

国際数学オリンピック日本大会が開催されました
   ◎石井志保子

素数23の不思議/モジュラー形式のフーリエ係数を軸として
   ◎長岡昇勇

お詫び

2023年7月号100ページ「AD INDEX」欄にて,編集部の不注意により
●明治大学……表紙2
●聖教新聞……表紙3対向
の記載漏れがありました.関係者の方々にお詫び申し上げます.今後はチェック体制を強化し,再発防止に努めてまいります.[編集部]